3歳のシーズーのあんずは、へそ天、伸び寝、あご乗せと毎日が七変化。16歳のトイプードルのレオは、ベッドの中でくるんと丸まって寝ていることがほとんどです。
この違いは犬種のせい?それとも年齢?2匹の写真を見比べながら、獣医師の解説をもとに調べてみました。寝ながらピクピク動くときの見分け方や、寝ているときの呼吸のかぞえ方もまとめています。
ハル
あんずは毎日ちがう寝方をしているのに、16歳のレオはくるんと丸まって寝ていることが多いの。
あんず
レオにいちゃんは、いつもおだんごみたいだもん!
レオ
寝相って、犬種や年齢で変わるのかな?
タル吉
変われるのは、やわらかい体を持つ者の特権かのう。
ハル
じゃあ今日は、2匹の寝相の写真を見ながら、犬種や年齢で寝方が変わるのかを調べてみるね。
シーズーのあんず(3歳)は寝相が七変化
まずはあんず。3歳のシーズーです。
あんずの寝姿を撮りためた写真を見返すと、本当に毎回ちがう格好で寝ています。

どうしてこの格好で眠れるの…?
ビーズクッションの上では、体をひねっておなかを見せるへそ天。

ラグの上では、4本の足をぐーんと伸ばして寝転がっています。


クッションのふちにあごを乗せて丸くなったり、床にあごをぺたんとつけて前足で顔をかくすようにしたり。
同じ子とは思えないくらい、寝方のバリエーションが多いんです。
トイプードルのレオ(16歳)は丸まって寝ることが多い
一方のレオは、16歳のトイプードル。今はおむつをして暮らしています。
最近のレオは、ベッドの中でくるんと丸まって寝ていることがほとんどです。

3年前、13歳のころの写真も見返してみました。

前足を伸ばして、横になってくつろいでいました。
車の中のベッドで、前足を伸ばして横になってくつろいでいます。
並べてみると、今のレオは体を伸ばすより、丸まっている時間がぐっと増えたように見えます。わたしが写真を撮る場面がたまたまそうだった、というだけかもしれませんが、毎日見ていての実感でもあります。
丸まって寝る・へそ天で寝る…寝相にはどんな意味がある?

わが家の2匹でいうと、こんな感じです。
ふくふく動物病院の平松育子院長(獣医師)が監修した解説(カインズ「ワンクォール」)では、犬が丸まって寝る理由として、体から逃げる熱を最小限に抑えられること、外敵から身を守るために急所のおなかを隠す野生のころの名残、などが挙げられていました。
同じ解説では、背中を丸めた状態で寝ている場合は、内臓の不調による痛みが原因のこともあるとも書かれていました。いつもと様子がちがう丸まり方には、気をつけてあげたいですね。
へそ天や横向きの寝方の意味は、犬のへそ天ってなに?や犬の寝相が教えてくれる「安心してるサイン」で、シーズーが丸まって寝る理由はシーズーが丸まって寝るのはなぜ?でくわしく書いています。
ちなみに、「この寝相の子はこんな性格」という話もよく見かけますが、今回調べた範囲では、寝相から性格を言い当てられるというはっきりした根拠は見つかりませんでした。寝相は、そのときの室温や、安心しているかどうか、体の調子で変わるもの、と考えておくのがよさそうです。
寝相は犬種で違う?年齢で変わる?
犬種で決まる…わけではなさそう
「シーズーはこう寝る」「トイプードルはこう寝る」と、犬種で寝相が決まるという獣医師の情報は、今回は見つかりませんでした。
ただ、体のつくりはちがいます。シーズーは鼻の短い短頭種で、いびきをかきやすかったり、暑さに弱かったりします。あんずの寝ているときの呼吸の音は、わたしも気にして見ています。くわしくはシーズーの性格と飼いやすさとトイプードルの性格と飼いやすさにまとめています。
年齢では、寝る時間が変わる
けんご動物クリニックの袴田健吾院長(獣医師)のコラムでは、成犬は1日12〜15時間ほど眠ることが多く、子犬や高齢犬では18時間以上眠ることもある、とされていました。高齢になって活動量が減り、寝る時間が増えるのは自然な変化だそうです。
ただし同じコラムでは、よく寝る状態が数日続くときや、元気がない・呼吸がおかしい・食欲がないときは早めの受診をすすめていました。関節の痛みや心臓病などで寝てばかりになることもあるためです。
寝る時間や寝床づくりのことは、犬の睡眠時間・寝床づくりでも調べています。
寝ているときに見ておきたいこと|ピクピクと呼吸の数
寝ながらピクピク動くのは夢?けいれん?
あんずもレオも、寝ながら足をピクピクさせることがあります。千林動物病院(大阪市旭区)の解説では、寝ている犬が足やヒゲを一時的にピクピク動かすのは珍しいことではなく、数秒で止まる・呼びかけると目を覚ます・起きたあといつも通りなら、正常な睡眠中の動きの可能性がある、とされていました。
いっぽうで、次のようなときは動物病院への相談がすすめられていました。
- 体全体が突っ張る、手足を激しくバタバタさせる
- 呼びかけても反応しない、よだれがたくさん出る、おしっこやうんちが出てしまう
- 終わったあともぼんやりしている、ふらつく
- 何度もくり返す、起きているときにも同じ動きがある
判断にまよったときは、動画を撮って、何秒くらい続いたかを記録しておくと、診察のときの大事な情報になるそうです。
寝ているときの呼吸の数をかぞえる
谷動物病院の解説では、犬の安静時の呼吸数は1分間に40回以下。落ち着いて休んでいるときや熟睡しているときに、胸やおなかの動きを見て、吸って吐いての1セットを1回とかぞえます。少しでも超えるようなら、なるべく早く獣医師に相談を、とのことでした。心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)が進むと、呼吸の数が増えることがあるそうです。
レオは16歳。ぐっすり丸まって寝ているときに、わたしもときどき呼吸をかぞえています。
ここに書いたのは、あくまで気づくためのきっかけです。いつもとちがう寝方や呼吸が気になったら、自己判断せずに動物病院に相談してください。
この記事で参考にした主な情報
レオ
ハルが呼吸をかぞえてくれていたなんて、知らなかったよ。
ハル
あんずの七変化も、レオのおだんごも、どっちも大事な寝姿。これからも見守っていくね。




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