岩のすき間にもぐって身を守るめずらしい暮らしをしていて、日本では受け渡しに登録票が必要な国際希少野生動植物種です。
この記事では、平たい甲羅の理由、大きさと寿命、法律の扱いと、ヘルマンリクガメのタル吉と比べた違いをまとめます。
ハル
名前のとおり、甲羅がぺたんと平たいリクガメなんだよ。
あんず
ふかふかなの?
レオ
岩のすき間に入るための、大切な体なんだって。
タル吉
カメにも、いろいろな知恵があるのう。
ハル
売り買いには登録票が必要な種類でもあるから、そこも紹介するね。
パンケーキリクガメはどんなリクガメ?原産地・平たい甲羅の理由
パンケーキリクガメ(学名 Malacochersus tornieri)は、東アフリカのケニアとタンザニアの、岩の多い乾いた土地にすむリクガメです。
英国のカメの愛好団体 British Chelonia Group(BCG)の飼育シートでは、ふだんは岩の割れ目で静かに過ごし、何匹かで集まっていることも多いとされています。
なぜ平たい?岩のすき間にもぐるため
ふつうのリクガメは、固いドーム形の甲羅に閉じこもって身を守ります。パンケーキリクガメは平たくやわらかい甲羅で、岩のすき間に逃げこんで身を守るのが特徴です。
BCG の飼育シートによると、危ないと感じると岩のすき間に入り、やわらかいお腹をふくらませて体を固定するそうです。引っぱり出されないための知恵なのだと思います。

大きさは近くても、甲羅の高さがまるで違います。
パンケーキリクガメの大きさ・寿命|甲長15cmほどの小型種
小さいリクガメですが、1回に産む卵は1個だけです。増えるのがゆっくりな種類ということになります。
ペットや採集のために野生から取られたことも、数が減った理由のひとつとされています。
パンケーキリクガメは飼える?登録票と法律の扱い
パンケーキリクガメは、2019年のワシントン条約の会議で附属書Ⅰに移り、同じ年の11月から、日本の種の保存法の「国際希少野生動植物種」になりました。
売る・買う・あげる・もらうといった受け渡しや、販売のための陳列や広告は、原則として禁止されています。受け渡しができるのは、登録を受けて登録票がある個体だけです。
お店で見かけることがあっても、登録票があるかを必ず確かめてください。登録の手続きや個体の識別については、登録機関の自然環境研究センターの案内を見るのが確実です。
ハル
パンケーキリクガメの暮らし|高い温度・岩場・ごはん
もともとどんな暮らしをしているカメなのか、飼育情報からまとめます。わが家で飼っているわけではなく、すすめるための情報でもありません。
BCG の飼育シートでも、昼は高い温度と低い湿度が必要で、隠れ家はときどき霧吹きする、とされていました。
パンケーキリクガメは登るのが得意で、高さのある場所と、体がはさまる岩の隠れ家が欠かせないそうです。オスどうしは1匹のメスをめぐって激しく争うので、一緒にしないように、とも書かれていました。
ごはんは草が中心
野生では乾いた草などを食べます。ReptiFiles では繊維の多い草を中心にして、くだものは多くても月に1回ほどとされていました。
人に持ち上げられるのは好まない種類とされています。
ヘルマンリクガメ(タル吉)と比べると|甲羅と暮らしの違い
最後に、わが家のヘルマンリクガメ・タル吉と比べます。パンケーキリクガメの欄は調べた情報です。
大きさはタル吉と近いのに、暮らしはまるで違います。タル吉の手作りケージは高さが40cmなので、登るのが得意なパンケーキリクガメには向かないと思います。
小さいリクガメを迎えたいと思ったときは、大きさだけでなく、法律の扱いまで調べることが大切です。初めてのリクガメ選びはリクガメ初心者が迎える前に知っておきたい7つにまとめました。
よくある疑問
ハル
参考にした情報
タル吉
すき間には、すき間の知恵があるのう。
ハル
次は、東南アジアのエロンガータリクガメを紹介するね。
- 温度|昼30℃前後・夜22℃程度。赤外線スポットランプ100Wをサーモスタットで自動オン・オフ → 温度管理の記録
- 紫外線|UVBライト13Wをタイマーで朝7時〜夕方17時
- ケージ|幅130×奥行70×高さ40cmをハルが2週間で自作 → ケージ自作の記録









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