リクガメの温度管理とエサ皿|赤外線ランプで昼30℃・踏まれない100均皿

赤いランプの下で、甲羅まで真っ赤なタル吉。
本人はいたって気持ちよさそうです。

ハル

見て見て、タル吉がランプの真下でじーっとしてるの。甲羅まで真っ赤に照らされて、まるでこたつに入ってるみたいなんだ。

あんず

タル吉、赤くなっちゃってるもん! 熱くないの? それと、あの白いお皿のごはん、カラフルでおいしそうなの!

レオ

赤いのは光の色だよ、あんず。リクガメは自分で体温を作れないから、ああやってランプの熱で体を温めるんだ。ぼくたちとは仕組みが違うんだね。

タル吉

ふむ……温まらねば、腹も動かん。まずは日なたで甲羅をほかほかにして、それから飯じゃ。順番が大事なのじゃのう。

ハル

さすが博士。じゃあ今日は、タル吉ハウスの温度管理と、乗っかられても大丈夫な便利なエサ皿を、写真といっしょに紹介するね!

ヘルマンリクガメのタル吉が暮らす手作りケージの、温度管理とエサ皿の話です。
タル吉ハウスの暖房は、赤外線タイプのスポットランプ(100W)をサーモスタットにつないだもの。昼は30℃前後、夜は22℃程度を目安にしています。

エサ皿は、100均で見つけたボトル乾かし台。リクガメがごはんに突撃して前足で乗っても、野菜やフードがつぶれにくいのがお気に入りです。
完璧な飼い主ではないハルが、試しながらたどり着いた「温めて、食べる」場所づくりを紹介します。

ヘルマンリクガメの温度管理|赤外線ランプの真下はタル吉の「日なた」

リクガメは、人や犬のように自分で体温を作ることができません。
まわりの温度で体温が決まる変温動物なので、体を温める場所を飼い主が用意してあげる必要があります。

タル吉ハウスでその役目をしているのが、天井から下げた赤外線タイプのスポットランプです。
黒い笠には細いスリットが並んでいて、中の電球が赤く光っています。
ランプの真下は、ケージのなかでいちばん暖かい「日なた」。
この写真のタル吉も、ランプの真下で後ろ足をのっそり投げ出して、じっと甲羅を温めていました。

黒い笠の中で赤く光る赤外線スポットランプ - ヘルマンリクガメのケージの温度管理
タル吉の「お天道さま」。赤い光なので、
写真を撮るとケージ中が夕焼け色になります。

赤外線ランプは光が赤いので、写真に撮るとタル吉も床材も真っ赤に写ります。
見た目はちょっとびっくりしますが、赤いのは光の色です。
本当に暑すぎないかは、色ではなく温度計の数字で確かめるようにしています。

わが家の温度の目安は、次のとおりです。

時間帯 わが家の目安 どうやって保っているか
昼 30℃前後 赤外線スポットランプ(100W)をサーモスタットで自動オン・オフ
夜 22℃程度 冬は部屋の床暖房が24時間ついているので、夜はライトを消して暗くする

サーモスタットは、温度を見て電源を入れたり切ったりしてくれる装置です。
ケージの中が冷えるとランプが点き、温まると消える。ハルが出かけていても、タル吉の日なたは保たれます。
ケージの作り方やタイマー・サーモの配線は、リクガメのケージを自作|DIYが苦手なハルが2週間で作った130cmのタル吉ハウスにまとめています。

リクガメのケージはホットスポットとクールスポットを分けて温度勾配をつくる

温度管理でハルが大事にしているのは、ケージ全体を同じ温度にしないことです。
ランプの真下だけを暖かくして、離れた場所は少し涼しく。
ケージの中に温度の差(温度勾配)をつくっておくと、リクガメが自分で歩いて、ちょうどいい場所を選べます。

  • ホットスポット:ランプの真下。甲羅を温める日なた
  • クールスポット:ランプから離れた側。暑くなったら逃げこめる日かげ
  • 温度計:ランプの真下と、離れた場所の両方で数字を見る

タル吉のケージは幅130cmあるので、ランプから離れた側まで、ちゃんと歩いて行けます。
タル吉はケージの端から端まで、とことこ往復するのが大好き。温まったら日かげへ、冷えたらまた日なたへ、と自分で選べるのが温度勾配のいいところです。

気をつけているのは、ランプと床の近さです。
ケージの高さは40cmなので、ランプの真下は熱がこもりやすくなります。
「暖かいほうがいいよね」と思いこまず、ランプの真下の温度を温度計で確かめるようにしています。

なお、ここに書いた温度は、あくまでわが家の目安です。
部屋の暖かさやケージの大きさ、ランプの種類で、中の温度は大きく変わります。
甲羅干しとUVBライトの考え方は、タル吉の甲羅を守る!ヘルマンリクガメの甲羅干しとUVBライト選び完全ガイドでくわしく書いています。
体調が気になるときは、爬虫類を診られる動物病院に相談してくださいね。

便利なリクガメのエサ皿|100均のボトル乾かし台なら乗っても餌がつぶれない

温度の次は、ごはんの話です。
タル吉のエサ皿は、100均で買ったボトル乾かし台。本当はペットボトルや水筒を逆さにして乾かすための台です。

白いボトル乾かし台に前足をかけて葉野菜とリクガメフードを食べるヘルマンリクガメのタル吉 - リクガメのエサ皿
前足をのせて、葉っぱをもぐもぐ。
真ん中の柱があるので、フードは無事です。

リクガメは、ごはんを見つけると一直線に突撃してきます。
タル吉も、お皿に向かってのっしのっしと歩いてきて、前足ごと乗り上げるのがいつものパターンです。
平たいお皿だと、野菜がぺしゃんこに踏まれて、床材まみれになってしまいます。

ボトル乾かし台は、真ん中に柱が立っているのがポイントです。
写真でも、タル吉は柱のわきに前足をかけて、葉っぱをくわえています。
体が柱でつっかえるので、お皿の真ん中まで踏みこまれず、色つきのリクガメフードもころころ転がったまま残っています。

  • 真ん中の柱:乗り上げてもストッパーになり、餌がつぶれにくい
  • ふちが低い:首をのばせば、ちゃんと届く
  • まわりが仕切られている:葉野菜とフードを、場所を分けて置ける
  • 白い色:食べ残しがひと目でわかる

タル吉は、昔ごはんをいやがった時期がありました。
そのころの試行錯誤はごはんイヤイヤ期のタル吉と、わたしの毎日。に書いています。
今はこうして自分からお皿に向かってきてくれるので、ハルとしてはそれだけでうれしいです。

温めて、食べる|タル吉ハウスの日なたとエサ皿の置き場所

エサ皿の写真も、ランプの赤い光が届くところで撮ったものです。
日なたのすぐそばにごはんがあれば、温まったタル吉がそのままお皿へ向かえます。

今回の工夫をまとめると、こんな感じです。

  • 赤外線ランプ+サーモスタットで、昼30℃前後・夜22℃程度を目安にする
  • ランプの真下は日なた、離れた側は日かげ。ケージの中に温度の差をつくる
  • 温度は光の色ではなく、温度計の数字で確かめる
  • エサ皿は100均のボトル乾かし台。乗られても餌がつぶれにくい

特別な道具ばかりではありません。
ランプとサーモは爬虫類用品、お皿は100均。組み合わせしだいで、リクガメにとって過ごしやすい場所はつくれます。
これから寒くなる季節、リクガメの温度管理を見直すときの参考になればうれしいです。

タル吉

日なたで温まり、柱のあるお皿でゆるりと食う。わしの毎日は、それで満ち足りておるのじゃ。ハルよ、明日の葉っぱも頼んだぞい。

ハル

はーい、まかせて! これから冬に向けて、温度計とにらめっこする日が増えそうです。タル吉の冬じたくも、またレポートするね。

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