エロンガータリクガメの大きさ・飼い方|鼻がピンクになる種とヘルマンの違い

エロンガータリクガメは、細長い黄色っぽい甲羅をもつ、南アジアから東南アジアのリクガメです。
大人は甲長30cmほどの中型で、繁殖の時期に鼻と目のまわりがピンクになるめずらしい特徴があります。

この記事では、大きさ・寿命・飼い方・法律の扱いと、ヘルマンリクガメのタル吉と比べた違いをまとめます。

ハル

エロンガータリクガメは、東南アジアあたりにすむリクガメなんだよ。
甲羅が細長くて、黄色っぽい色をしているんだ。

あんず

細長いカメさんなの?
頭の色が変わるって聞いたもん!

レオ

繁殖の時期に、鼻や目のまわりがピンクになるそうだよ。
カメなのに、おしゃれだね。

タル吉

ふむ……わしの頭は年じゅう同じ色じゃ。
恋の季節に色づくとは、うらやましいのう。

ハル

タル吉ったら。
じゃあ、どんなリクガメか、順番に紹介するね。

エロンガータリクガメはどんなリクガメ?原産地・名前の由来・見た目

エロンガータリクガメ(学名 Indotestudo elongata)は、南アジアから東南アジアにすむリクガメです。英国のカメの愛好団体 British Chelonia Group(BCG)の飼育シートでは、インド北部やネパールから、中国の広西、マレーシアまでが分布とされています。

和名の「エロンガータ」は、学名の elongata から来ています。「細長い」という意味で、BCG の飼育シートでも、細長く黄色っぽい甲羅と説明されていました。

繁殖の時期に、鼻と目のまわりがピンクに

BCG の飼育シートによると、繁殖の時期は11月から1月で、このころ鼻と目のまわりが部分的にピンク色になるそうです。リクガメではあまり見ない、この種類の特徴です。

細長い黄色の甲羅のエロンガータリクガメとヘルマンリクガメのタル吉を並べて比べたイラスト
左がエロンガータリクガメ、右がタル吉(ヘルマン)。
甲羅の細長さが目立ちます。

エロンガータリクガメの大きさ・寿命|甲長30cmほどの中型種

項目 目安
大人の甲長 30〜36cmほど
大人の体重 3kgほど
オスとメス メスは幅が広く、丸みがある
寿命 飼育下で40〜50年ほど
冬眠 させない(冬は屋内で保温)

数字は海外の飼育情報の目安です。ヘルマンリクガメより大きく、ケヅメリクガメのような大型種ほどではない、中くらいのリクガメです。

エロンガータリクガメの飼い方|温度・湿度・ケージ・ごはん

乾燥系でも、アカアシリクガメのような強い多湿系でもない、中くらいの湿り気を好む種類です。海外の飼育情報の目安を表にしました。

項目 飼育情報の目安
昼の温度 24℃ほど
ホットスポット 29〜32℃
夜の温度 16〜18℃以上
湿度 60〜80%
大人のケージ 約1.8×2.4m(屋外の囲いも同じくらい)
床材の深さ 大人で15〜25cm

BCG の飼育シートでも、18℃を下回らないように、乾きすぎより中くらいの湿り気を好む、とされていました。冬は冬眠させず、できれば大きな保温したケージで過ごさせます。夏の暖かい日は外に出せても、夜は屋内に入れるように、とのことです。

ハル

温浴の話は、こちらにまとめました🛁
BCG の飼育シートでも、週1〜2回の温浴がすすめられていました。タル吉の場合はこちらです。

ごはんは葉物とくだもの、少しの動物性

BCG の飼育シートでは、くだものを好む種類とされ、マンゴー、メロン、バナナ、桃などが挙げられていました。

別の飼育情報では、ごはんの約75%を濃い色の葉物や野菜にして、ミミズやコオロギなどの動物性のものを週2回ほど、カルシウムのパウダーも週に数回、とされていました。ヘルマンリクガメより雑食に近い種類です。

エロンガータリクガメは初心者向き?性格・病気・法律の扱い

性格はおとなしいと紹介されています。ただ、オスどうしは争いやすく、繁殖の時期にはオスがメスをかんだり頭突きしたりすることもあるそうです。

広いスペースと湿り気、動物性のごはんまで考えると、初めてのリクガメよりも、飼育に慣れてからのほうが安心な種類だと思います。

気をつけたい病気

不調 気づけるサイン
呼吸器の感染症 鼻水・鼻や口のまわりの泡・呼吸の音がする
カルシウムと紫外線の不足 甲羅がやわらかい・形がゆがむ・足をひきずる

呼吸器の不調は、温度や湿度が合っていないときに起きやすいと言われています。様子がおかしいときは、爬虫類を診られる動物病院に相談してください。

法律の扱い

法律・条約 エロンガータリクガメの扱い
ワシントン条約 附属書Ⅱ(リクガメ科はすべて附属書Ⅱ以上)
種の保存法 国際希少野生動植物種ではないので、売り買いに登録票はいらない
動物愛護管理法 特定動物ではない。飼えなくなって外に放すのは「遺棄」にあたる犯罪

ヘルマンリクガメ(タル吉)と比べると|大きさと湿度の違い

最後に、わが家のヘルマンリクガメ・タル吉と比べます。エロンガータリクガメの欄は調べた情報です。

エロンガータリクガメ ヘルマンリクガメ(タル吉)
ふるさと 南アジア〜東南アジア 南ヨーロッパ(地中海のまわり)
大人の甲長 30〜36cmほど 15〜20cmほど
甲羅 細長く黄色っぽい 丸く、黄色と黒の模様
好む空気 中くらいの湿り気(60〜80%が目安) 乾きぎみ
冬眠 させない 野生ではする(タル吉は冬眠させない)
ごはん 葉物とくだもの、少しの動物性 野草が中心(タル吉はオオバコ)
住まい 約1.8×2.4mの目安 タル吉は130×70cmの手作りケージ

タル吉の130×70cmの手作りケージは、エロンガータリクガメの目安の広さには届きません。

温度は、タル吉の昼30℃・夜22℃と大きくは変わらなくても、湿り気とごはんの考え方が違います。多湿系のアカアシリクガメとタル吉の、ちょうど間くらいの種類なのだと思います。

よくある疑問

疑問 答え
エロンガータリクガメの大きさは? 甲長30〜36cmほど、体重3kgほどが目安
寿命は何年? 飼育下で40〜50年ほどとされる
鼻が赤く(ピンクに)なるのはなぜ? 繁殖の時期に、鼻と目のまわりがピンクになるとされている
冬眠する? 飼育では冬眠させず、冬は屋内で保温する
何を食べる? 葉物やくだもの。ミミズやコオロギなどの動物性のものも少し

ハル

アジアのリクガメも一覧で🌏
世界の15種のすむ場所と大きさを、ひとつの表にしました。

参考にした情報

タル吉

同じ歩みでも、すむ土地が変われば好みも変わるものじゃ。
ゆっくり学ぶがよいのう。

ハル

うん。調べるほど、リクガメっていろいろだね。
次は、甲羅がパタンと閉じるセオレガメを紹介するね。

🐢 タル吉の飼育ログ(わが家の実データ)
  • 温度|昼30℃前後・夜22℃程度。赤外線スポットランプ100Wをサーモスタットで自動オン・オフ → 温度管理の記録
  • 紫外線|UVBライト13Wをタイマーで朝7時〜夕方17時
  • ケージ|幅130×奥行70×高さ40cmをハルが2週間で自作 → ケージ自作の記録
ブログの記事に書いた、わが家の設定です。リクガメの状態や部屋によって合う数字は変わります。
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コメント

  1. […] エロンガータリクガメ […]

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