人に寄ってくる子も多いと言われる人気の種類ですが、大人は甲長30〜45cmほどになり、高い湿度と温度を一年じゅう保つ必要があります。
この記事では、大きさ・寿命・温度と湿度・ごはん・法律の扱いと、ヘルマンリクガメのタル吉と比べた違いをまとめます。
ハル
暗い甲羅に赤いうろこが、とてもきれいなんだ。
あんず
おしゃれさんだもん!
レオ
タル吉の暮らしとは、ずいぶん違うみたいだよ。
タル吉
同じリクガメでも、ふるさとが違えば暮らしも違うのう。
ハル
じゃあ、どんなリクガメか、順番に紹介するね。
アカアシリクガメはどんなリクガメ?原産地・名前の由来・見た目
アカアシリクガメ(学名 Chelonoidis carbonarius)は、中南米にすむリクガメです。分布はとても広く、パナマからコロンビア、ベネズエラ、ブラジル、ボリビア、アルゼンチン北部あたりまでとされています。
すむ場所も、森のなか、サバンナ、川ぞいの林、湿った草原とさまざまです。乾いた季節と雨の季節がはっきりした土地では、雨のあとによく動き回るそうです。
名前の由来は、赤い足のうろこ
和名の「アカアシ」も、英名の Red-footed tortoise も、足のうろこの色から来ています。赤だけでなく、オレンジや黄色に見える子もいます。
甲羅は黒に近い暗い灰色で、1枚ずつの真ん中に黄色い斑紋が入ります。大人のオスは、甲羅の横がひょうたんのようにくびれてくるのが特徴です。
チェリーヘッドは亜種?
お店で見かける「チェリーヘッド」は、頭の赤みが強い地域の個体群につけられた流通名です。正式な亜種ではないと紹介されていて、小型のまま育つことが多いと言われています。

大きさも甲羅の形も、ずいぶん違います。
アカアシリクガメの大きさ・体重・寿命|大人は甲長30〜45cmほど
数字は飼育情報をまとめた目安で、血統やごはん、温度で変わります。ケヅメリクガメほどではありませんが、ヘルマンリクガメの2倍前後の甲長になる、しっかり大きなリクガメです。
寿命も長く、迎えた人より長生きすることも考えられます。自分が年を取ったあとの世話まで、考えておきたい種類です。
アカアシリクガメの飼い方|温度・湿度・ケージ・ごはん
飼い方でいちばん違うのは、高い温度と高い湿度を一年じゅう続けることです。英語圏の飼育ガイド ReptiFiles の目安を表にしました。
日本の飼育情報では、湿度60〜80%、ケージは幅120cm以上、という書き方も見られました。どちらも「最低限」と考えたほうがよさそうです。
冬眠しないので、一年じゅう温める
アカアシリクガメは冬眠しません。寒さに耐える力がないので、冬に温度が下がると、ごはんを食べなくなったり体調をくずしたりする心配があります。冬眠させようとしてはいけない種類です。
日本の冬は空気も乾きます。ケージの中の温度だけでなく、湿度も保ち続ける必要があるのが、この種類のむずかしいところです。
乾かしすぎると甲羅がでこぼこに
乾いた環境で育つと、甲羅の1枚ずつが盛り上がる「ピラミッディング」が起きやすいと言われています。
かといって、床材がずっと泥のように濡れて空気がよどむと、今度は甲羅の感染症が心配です。ヤシガラなどの水もちのよい床材を深めに敷いて、湿らせつつ風は通すのが基本です。床材の考え方はリクガメの床材の選び方にも書きました。
ハル
ごはんは草と葉に、くだものも少し
多くのリクガメは草食ですが、アカアシリクガメは少しちがいます。野生では落ちたくだものをよく食べ、花や葉、キノコのほかに、虫や貝なども口にするそうです。
ReptiFiles の目安では、ごはんの約9割が植物、約1割が動物性のものやキノコです。葉物や野草を中心に、くだものを添えます。
ただし、たんぱく質やデンプンの多いものばかりだと、育ちが速くなりすぎて甲羅や骨に負担がかかると指摘されています。ほうれん草はシュウ酸が多いので避け、カルシウムのサプリメントも使います。
アカアシリクガメは初心者向き?性格・病気・法律の扱い
アカアシリクガメは好奇心が強く、ごはんをくれる人に寄ってくる子も多いと紹介されています。ふだんはおとなしいですが、繁殖期のオスどうしは、頭をふって威嚇したり、ぶつかり合ったりすることがあるそうです。
鳴くのは、おもにオスの交尾のとき。大きさ、部屋ごとの保温、高い湿度を考えると、初めてのリクガメというより、中級者以上向けの種類だと思います。
気をつけたい病気
爬虫類は不調を隠しやすいと言われます。2〜3日食べない、目が開かない、口を開けて呼吸する、といった様子があれば、爬虫類を診られる動物病院に相談してください。
法律の扱い
ヘルマンリクガメ(タル吉)と比べると|温度と湿度の違い
最後に、わが家のヘルマンリクガメ・タル吉と比べます。わが家で飼っているのはタル吉だけなので、アカアシリクガメの欄は調べた情報です。
温度の数字だけ見ると、タル吉の昼30℃・夜22℃と大きくは違いません。いちばんの違いは湿度と、ごはんのくだものです。
タル吉の130×70cmの手作りケージも、甲長40cmのカメには足りません。同じ「リクガメ」でも、タル吉の暮らしをそのまま当てはめることはできないと感じました。
同じ大型でも乾いた土地のヒョウモンリクガメとは、ほしい空気が反対です。初めてのリクガメ選びはリクガメ初心者が迎える前に知っておきたい7つにまとめました。
よくある疑問
ハル
参考にした情報
タル吉
自分の物差しで決めぬことじゃのう。
ハル
次は、よく似た仲間のキアシリクガメを紹介するね。
- 温度|昼30℃前後・夜22℃程度。赤外線スポットランプ100Wをサーモスタットで自動オン・オフ → 温度管理の記録
- 紫外線|UVBライト13Wをタイマーで朝7時〜夕方17時
- ケージ|幅130×奥行70×高さ40cmをハルが2週間で自作 → ケージ自作の記録









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