でも犬種標準を並べると、生まれた国はイギリスとアメリカ。毛色の決まりも、薬の体質(MDR1)の調査の数字も違いました。
この記事では、犬種図鑑で調べたボーダー・コリー、オーストラリアン・シェパード、シェルティ、ラフ・コリーの4犬種を表で比べ、大きさ・毛色・散歩の量・薬の体質の違いをまとめます。
オーストラリアン・シェパードを小さくしたミニチュア・アメリカン・シェパードも紹介します。
ハル
牧羊犬の4犬種を、表にして比べてみたよ。
あんず
あんず、見分けられる気がしないもん……
レオ
ボーダー・コリーはイギリスだね。
タル吉
わしも、ヘルマンさんには会ったことがないのじゃ。
ハル
散歩の量と、薬の体質のちがいも大事なところだよ。
ボーダーコリーとオーストラリアンシェパードの違いを表で比較|シェルティ・コリーも
犬種標準と、獣医師などが監修した解説の目安、ジャパンケネルクラブ(JKC)の2025年の登録頭数を並べました。
数字は、犬種図鑑の各記事(ボーダーコリー・オーストラリアンシェパード・シェルティ・ラフコリー)で調べたものです。
体高で見ると、ボーダー・コリーとオーストラリアン・シェパードはほぼ同じ50cm台の中型犬です。
シェルティはぐっと小さく、ラフ・コリーはいちばん大きい。登録頭数はボーダー・コリーが4犬種でいちばん多く、オーストラリアン・シェパードは170頭でした。

同じ牧羊犬でも、大きさはずいぶん違います。

体高はボーダー・コリーとほぼ同じです。
見分け方|毛色の決まりと名前の由来
ボーダー・コリーとオーストラリアン・シェパードを見分けるときは、毛色がいちばんのヒントです。
ボーダー・コリーの毛色の決まりは、FCIの犬種標準でたった2文。「いろいろな毛色が認められる。ただし白が多くを占めてはならない」でした。
オーストラリアン・シェパードは、大理石のようなブルーマールの毛が印象的です。毛色は4色で、白い斑やタン(カッパー)のポイントがあるもの・ないものなどのバリエーションがあります。

左からブルーマール、ブラック、レッドマール、レッド。
名前と生まれた場所
- ボーダー・コリー:イングランドとスコットランドの国境(ボーダー)の牧羊犬。祖先は8世紀後半から11世紀にかけてバイキングが持ち込んだ牧畜犬とされる
- オーストラリアン・シェパード:アメリカ原産。1800年代にオーストラリアからアメリカへ渡った、バスク地方出身の羊飼いたちが名前をつけたとされる
- シェルティ:スコットランドの北の沖、シェットランド諸島生まれの小さな牧羊犬
- ラフ・コリー:スコットランドで何百年も羊の群れを動かしてきた牧羊犬

低い姿勢で、静かにすばやく動きます。
性格と散歩の量の違い|ボーダーとオーシーは運動量が多い
4犬種とも賢い牧羊犬ですが、ボーダー・コリーとオーストラリアン・シェパードは、とくに体と頭を使う時間が欠かせない犬種です。
ボーダー・コリーの解説では、散歩だけでは足りないこともあり、頭を使う遊びもすすめられていました。
わが家のレオとあんずの散歩とくらべると、1時間を1日2回は想像がつかないほどの量です。シェルティは朝晩30分ずつと、4犬種のなかでは暮らしに取り入れやすい目安でした。
ミニチュア・アメリカン・シェパードとの違い
オーストラリアン・シェパードを小さくしたような犬種が、ミニチュア・アメリカン・シェパードです。1960年代後半にカリフォルニア州で、小型のオーストラリアン・シェパードを繁殖してつくられたと紹介されています。
体高はオス35.5〜46cmと小さくなっても、散歩の目安は2.5〜3時間程度。犬種辞典では、初心者には非常に飼いづらいとされていました。小さくても、運動量は牧羊犬そのものです。
薬の体質(MDR1)と寿命の違い|コリー58.3%、オーシー33.3%
コリー系の牧羊犬には、MDR1(ABCB1)という遺伝子の変異を持つ子がいます。この変異があると、一部の薬で強い副作用が出ることがあります。
東京農工大学と岐阜大学の研究グループが2005年に発表した日本の調査では、変異した遺伝子の割合はこうでした。
見た目のよく似たラフ・コリーとシェルティで、数字が大きく違うのが印象的です。20年前の調査なので、いまの日本の犬にそのまま当てはまるとは言い切れません。
「—」は、図鑑の記事に数字を載せていないところです。
わたしなら、動物病院で薬をもらうときに犬種と、MDR1の遺伝子を調べたかどうかを最初に伝えると思います。どの薬をどう使うかは、必ずかかりつけの先生と相談してください。
ハル
目の病気では、コリー眼異常がボーダー・コリー、オーストラリアン・シェパード、シェルティ、ラフ・コリーのどの記事でも、気をつけたい病気として挙げられていました。
ボーダーコリーとオーシー、どっちが合う?よくある質問
どちらも、たっぷりの運動と、頭を使う遊びの時間をとれる家族向きの犬です。毛色の好みのほかに、迎えやすさも違います。
登録頭数はボーダー・コリーが4,640頭、オーストラリアン・シェパードは170頭。オーストラリアン・シェパードは出会える子犬が少ないので、親犬の目の検査や遺伝子検査について、ブリーダーに直接確認できる迎え方が安心です。
よくある質問
Q. ボーダーコリーとオーストラリアンシェパードの違いは?
A. 原産国はイギリスとアメリカ。体高はほぼ同じ50cm台です。毛色は、ボーダー・コリーが「いろいろ(白が多すぎないこと)」、オーストラリアン・シェパードがブルーマール・ブラック・レッドマール・レッドの4色です。
Q. シェルティとボーダーコリーの違いは?
A. 大きさが大きく違います。体高の理想はシェルティがオス37cm、ボーダー・コリーがオス53cm。散歩の目安も、シェルティは朝晩30分ずつです。
Q. ボーダーコリーとラフコリーの違いは?
A. ラフ・コリーは体高の理想がオス61cmと、ボーダー・コリー(オス53cm)より大きい犬種です。毛色はラフ・コリーが3色に決まっています。
Q. オーストラリアンシェパードはなぜアメリカ原産?
A. オーストラリアからアメリカへ渡ったバスク地方出身の羊飼いたちが名前をつけ、アメリカで発展した犬種だからとされています。
ハル
あんず
あんずは、30分のおさんぽならがんばれるもん!
ハル
次は、ほかの似ている犬種どうしも比べてみるね。









コメント
[…] ボーダー・コリー・オーストラリアン・シェパード・シェルティ・ラフ・コリーの違い(大きさ・毛色・散歩の量・薬の体質)は、ボーダーコリーとオーストラリアンシェパードの違いは?で表にまとめています。 […]
[…] ボーダー・コリー・オーストラリアン・シェパード・シェルティ・ラフ・コリーの違い(大きさ・毛色・散歩の量・薬の体質)は、ボーダーコリーとオーストラリアンシェパードの違いは?で表にまとめています。 […]