犬種標準を並べると、いちばん大きいのはマラミュートで、好ましいサイズはオスで体高63.5cm・体重38kg。そして3犬種とも、性格の書かれ方に「番犬には向かない」ほどの人なつっこさが出てきました。
この記事では、犬種図鑑で調べた3犬種の大きさ・毛色と見分け方・そりの仕事・性格・散歩と暑さ・気をつけたい病気の違いを表でまとめます。
ハル
犬種図鑑の記事を並べて、違いを調べてみたよ。
あんず
マラミュートさんとハスキーさんは、そっくりなの!
レオ
マラミュートは背中に巻いて、ハスキーは垂れているんだよ。
タル吉
わしもライトの下は好きじゃが、暑すぎるのはごめんじゃ。
ハル
じゃあ、表から順番に見ていこうね。
サモエド・マラミュート・ハスキーの違いを表で比較|大きさ・原産
犬種標準と、ジャパンケネルクラブ(JKC)の2025年の登録頭数を並べました。
数字は、犬種図鑑の各記事(サモエド・アラスカン・マラミュート・シベリアン・ハスキー)で調べたものです。
サモエドの体重は獣医師監修の解説による目安、寿命はそれぞれ獣医師監修の解説と、ハスキーはアニコム損保の「家庭どうぶつ白書2023」によるものです。
いちばん大きいのはマラミュートで、好ましいサイズはオスで体高63.5cm・体重38kg。サモエドとハスキーは体高50cm台で、体重もほぼ同じくらいでした。
日本で見かける数は、ハスキーが2,726頭でいちばん多く、サモエド817頭、マラミュート202頭の順です。

同じ白っぽい犬でも、大きさはまるで違います。
見分け方|白いサモエド、しっぽで分かるマラミュートとハスキー
サモエドは、毛色で分かります。認められているのは純白、クリーム、白にビスケット色が少し入るものだけ。目は濃い茶色のアーモンド形で、少しだけ上がった口の端と合わさって「サモエドスマイル」になります。青い目や左右で色の違う目は失格とされていました。
そっくりなマラミュートとハスキーは、しっぽを見ます。マラミュートはしっぽをくるんと巻いて背中に載せ、ハスキーは垂れています。アニコム損保の解説では、マラミュートのほうがひと回り大きく見えるほど、とも書かれていました。
ハスキーの目は、サモエドとは反対に「茶色か青。左右で違っても、1つの目に2色があってもよい」とされています。

マラミュートはひと回り大きく、しっぽを背中に巻いています。
そりの仕事の違い|人のそばで眠る犬、力持ち、スピード
サモエドの名前は、ロシア北部とシベリアに暮らしていたサモエド族に由来します。北のほうでは真っ白で穏やかな犬が狩りやそり引きに使われ、FCIの犬種標準には「飼い主のすぐそばで暮らし、住まいの中で眠ることさえあり、暖房がわりにも使われた」と書かれていました。
マラミュートは、アラスカ西部のマラミュート族がそり引きや狩り、漁に使っていた犬です。スピードではなく、重い荷物を引く力強さと耐久力を重視してつくられた犬種だそうです。
ハスキーは、シベリア北東部のチュクチ族が飼っていた犬で、冬はそりを引き、夏はボートを引いていました。1909年にアラスカのそりレースに出場して、すばらしい成績で世界中に知られるようになります。マラミュートとの比べ方では「スピード重視」とされていました。名前の由来は、遠吠えの声がしわがれる(ハスキー)ことからだそうです。
性格の違い|3犬種とも人なつっこく、番犬には向かない
おもしろいのは、3犬種とも「番犬には向かない」ことが書かれていたことです。サモエドの標準は「番犬としては使えない」、ハスキーは「警備犬の資質を見せることはない」。サモエドの欠点の一覧には、「よそよそしさ(愛想のなさ)」まで入っていました。
ちがいは、サモエドの甘えん坊ぶりと、マラミュート・ハスキーの独立心です。サモエドは力の強さとお手入れの大変さから初心者向きとはいえないとされ、マラミュートも、大型犬であることや手入れと運動量、暑さへの弱さが初心者には負担になりうるとされていました。性格には個体差があるので、あくまで一般にそう言われている、というお話です。
散歩とお手入れ、暑さの違い|3犬種とも日本の夏はきびしい
散歩の量は、マラミュートとハスキーが1日1〜2時間と多く、サモエドは晴れた日に30分以上が目安でした。ハスキーは、そりを引く力と長距離を走る忍耐強さがあるので、散歩のしつけは子犬のうちからとされています。
3犬種に共通するのが、暑さへの弱さです。夏はエアコンのきいた部屋で過ごし、散歩は早朝や夜の涼しい時間に。サモエドとハスキーの記事では、暑そうに見えても毛を短く刈ると、皮膚が紫外線にさらされたり、毛が伸びてこなくなったりすることがあるとして、すすめられていませんでした。暑さ対策は、浮いた下毛をブラッシングで取ることと、エアコンが基本です。
ハル
かかりやすい病気の違い|胃捻転と股関節は共通
「○」は、図鑑の記事で気をつけたい病気として挙げたものです。
胸の深いサモエドとマラミュートでは、胃拡張・胃捻転に注意が必要です。いちばん特徴的なのは「吐きたそうにするけど吐けない」様子で、発症から数時間のうちに急速に進みます。食事を回数に分け、食後すぐの激しい運動は避けること、疑わしいときは夜中でも救急の動物病院へ。
股関節形成不全は3犬種とも挙げられていて、成長期の体重管理と床の滑り止めが基本とされていました。
ここに挙げたのはあくまで気づくためのきっかけで、診断ではありません。気になる様子があれば動物病院に相談してください。
サモエド・マラミュート・ハスキー、よくある質問
Q. サモエドとハスキーの違いは?
A. 原産はロシア北部・シベリアとアメリカ(ルーツはシベリア)。体高はどちらも50cm台ですが、サモエドの毛色は純白・クリーム・白にビスケット色だけ、ハスキーはブラックから純白まですべての色が認められています。目もサモエドは濃い茶色、ハスキーは茶色か青で、左右で違ってもよいとされています。
Q. サモエドとマラミュートの違いは?
A. マラミュートのほうが大きく、好ましいサイズはオスで体高63.5cm・体重38kg。サモエドはオスの理想体高57cmです。散歩はマラミュートが1日1〜2時間、サモエドは晴れた日に30分以上が目安でした。
Q. マラミュートとハスキーの違いは?
A. マラミュートのほうがひと回り大きく、重いそりを長い距離引くための力と持久力の犬です。しっぽは、マラミュートが背中に巻き、ハスキーは垂れています。
Q. 夏はサマーカットしたほうがいい?
A. サモエドとハスキーの記事では、短く刈るのはすすめられていませんでした。暑さ対策は、エアコンと散歩の時間帯、下毛のブラッシングで考えたいところです。
ハル
あんず
あんずも夏のお散歩は、すずしい時間にするもん!
ハル
次も、似ている犬種どうしを比べてみるね。









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