犬種標準の体高を並べると、グレーハウンドのオスは71〜76cm、ウィペットのオスは47〜51cm、イタグレは32〜38cm。ちょうど大・中・小に並びます。
この記事では、犬種図鑑で調べた3犬種の大きさ・歴史・性格・散歩とお世話・気をつけたい病気の違いを表でまとめます。
ハル
犬種図鑑の記事を並べて、違いを調べてみたよ。
あんず
マトリョーシカみたいなの!
レオ
グレーハウンドのオスは体高71〜76cm。ぼくの2.5倍以上の背の高さだよ。
タル吉
わしは、のんびり歩くのが一番じゃがのう。
ハル
じゃあ、表から順番に見ていこうね。
グレーハウンド・ウィペット・イタグレの違いを表で比較|大きさ・原産
犬種標準と、ジャパンケネルクラブ(JKC)の2025年の登録頭数を並べました。
数字は、犬種図鑑の各記事(グレーハウンド・ウィペット・イタリアン・グレーハウンド)で調べたものです。
「—」は、図鑑の記事に数字を載せていないところです。ウィペットの体重はアニコム損保の解説による目安です。
形は似ていても、体高はほぼ大・中・小。ウィペットのオスはイタグレよりひと回り以上大きく、グレーハウンドのオスはさらにウィペットより20cm以上高い犬でした。
日本で見かける数も大きくちがいます。2025年の登録は、イタグレが3,234頭で第20位なのに対し、ウィペットは303頭、グレーハウンドはわずか1頭でした。

同じサイトハウンドでも、ウィペットはイタグレよりずっと大きめです。
歴史の違い|古代エジプトの壁画と、イギリスの鉱山の町
グレーハウンドは、とても古い犬種です。JKCの紹介によると、グレーハウンドのようなタイプの犬の絵が紀元前4000年の古代エジプトの墓の壁で見つかっていて、長い年月をかけてヨーロッパ中に広まり、イギリスで標準化されたそうです。
ウィペットはずっと新しく、19世紀後半に、小型のグレーハウンドにマンチェスター・テリア、ベドリントン・テリア、ホワイト・テリアなどを混ぜて作られました。英国のダーハムやニューカッスルなどの鉱山地帯で競走犬として使われ、走る姿が馬を鞭打って駆けるように見えることから「ウィペット(鞭犬)」と名付けられたといわれています。
イタグレは、ギリシャを通って紀元前5世紀の初めにイタリアへ渡った小さなサイトハウンドの子孫です。アニコム損保の解説でも、ウィペットとの違いとして「イタグレのほうが歴史は古い」と挙げられていました。

2匹の2.5倍以上の背の高さです。
性格の違い|3犬種とも「家では穏やか、外では走る」
3犬種とも、家の中では穏やかで優しい犬として紹介されていました。そして共通するのが、動くものを見ると一瞬で走り出すこと。ウィペットは何かを見つけて走り出すと、飼い主の声も耳に入らなくなることがあるそうです。
初めて犬を飼う人へのすすめやすさでは、グレーハウンドは「初心者にはやや飼いづらい」とされていました。イタグレについては、はじめての方はブリーダーに繊細すぎない子を紹介してもらうと暮らしやすいかもしれない、と書かれています。性格には個体差があるので、あくまで一般にそう言われている、というお話です。
散歩とお世話の違い|首輪と寒さに気をつける
散歩の量がいちばん多いのはグレーハウンドで、目安は1日2〜2.5時間程度でした。どの犬種も、走らせるなら囲いのあるドッグランなどにして、「待て」と「おいで」の練習が欠かせません。本気で走ると、人は追いつけないからです。
細い体ならではの注意もあります。ウィペットは頭が小さく、首とあまり太さが変わらないので、首輪が抜けてしまう事故が起こりやすいそうです。イタグレは首がとても細いため、引っ張ると首に負担がかかり、幅の広い首輪がすすめられていました。
ウィペットとイタグレは寒さに弱く、冬は服などの寒さ対策がすすめられています。
ハル
かかりやすい病気の違い|骨折・胃捻転・目
骨折は、グレーハウンドとイタグレの両方で挙げられていました。グレーハウンドは運動中の骨折、イタグレは生後6〜11か月の子犬が、ソファからのジャンプの着地失敗や抱っこ中の転落で前足を折ることが多いそうです。すべりやすいフローリングを避けることも、予防策として紹介されています。
胸の深いグレーハウンドでは、胃拡張・胃捻転にも注意が必要です。「吐きたそうにするけど吐けない」のがいちばん特徴的なサインで、数時間のうちに急速に進むので、気づいたら夜中でも動物病院へ。
ウィペットでは、目の病気と、赤血球が壊されて貧血が起こる遺伝病のホスホフルクトキナーゼ欠損症が挙げられていました。
ここに挙げたのはあくまで気づくためのきっかけで、診断ではありません。気になる様子があれば動物病院に相談してください。
グレーハウンド・ウィペット・イタグレ、よくある質問
Q. グレーハウンドとウィペットの違いは?
A. どちらもイギリス原産ですが、体高はグレーハウンドのオスが理想71〜76cm、ウィペットのオスが47〜51cm。ウィペットは19世紀後半に、小型のグレーハウンドにテリアを混ぜて作られた犬です。
Q. グレーハウンドとイタグレの違いは?
A. 原産はイギリスとイタリア。体高はグレーハウンドのオスが理想71〜76cm、イタグレは32〜38cmで、体重は最高5kgの小型犬です。日本での登録はイタグレが3,234頭、グレーハウンドが1頭でした。
Q. ウィペットとイタグレの違いは?
A. イタグレのほうが歴史が古く、体高32〜38cmの小型犬。ウィペットは体高47〜51cm(オス)で、イタグレよりひと回り以上大きい犬です。くわしくはウィペットの記事で比べています。
Q. お手入れは大変?
A. 3犬種とも毛が短く、全身のカットはいりません。グレーハウンドはお手入れが「かなり楽」で、抜け毛も「かなり少ない」とされています。
ハル
あんず
でも、おそとではびゅーんってはしるの!
ハル
次も、似ている犬種どうしを比べてみるね。









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[…] グレーハウンド・ウィペット・イタグレの違い(大きさ・歴史・散歩)は、グレーハウンドとウィペットとイタグレの違いは?で表にまとめています。 […]