結論から書くと、アーモンドは犬にとって毒ではありません。でも、獣医さん側の資料は、そろって「あげるのはすすめない」でした。
この記事では、素焼きのアーモンドを1日2個くらい食べている3歳のシーズー・あんずの様子を写真と動画で紹介しながら、
なぜ記事によって答えが割れるのか、気をつける3つのこと、あげるなら何粒までかをまとめます。
ハル
でも「犬にアーモンドはダメ」って書いてある記事もあって、結局どっちなんだろう?
あんず
ダメなの?あたし、ちゃんと噛んでるよ?
レオ
あんずが好きなのは知ってるけど、本当に大丈夫なのか気になるね。
タル吉
ハル
わが家のアーモンド|シーズーのあんずは素焼きを1日2個
わが家のアーモンドは、ふるさと納税の返礼品です。
たくさん届いたので、ガラスの保存びんに乾燥剤と一緒に入れて、人も犬も食べています。

塩も油も使っていないものです。
あんずにあげ始めたのは、「アーモンドは栄養がある」という記事を読んだのがきっかけでした。
いまは、塩なしの素焼きを、1日に2個くらい。ごはんではなく、おやつ感覚です。

アーモンドを待つあんず。

(手の部分は画像を加工しています)
あんずは、丸のみせずにちゃんと噛んで食べています。
あげ始めてから、うんちや食欲など、目に見えて変わったことはありません。
ちゃんと噛んでから飲みこみます。
16歳のトイプードル・レオは、アーモンドを食べません。
においはかぐのですが、口に入れようとしないので、レオにはあげていません。
犬にアーモンドは大丈夫?ダメ?獣医さん側の資料の結論
まず、海外の獣医さん側の資料が、アーモンドをどう書いているかを並べてみました。
つまり、「毒ではない」と「あげるのはすすめない」は、どちらも本当でした。
記事によって答えが割れる理由
「大丈夫」と書く記事は、ぶどうやチョコレート、マカダミアナッツのような中毒を起こさないところを見ています。
「ダメ」と書く記事は、つまる・脂が多い・味付きといった、毒以外の危なさを見ています。
見ているところが違うので、答えが割れていたんですね。
ハル
犬にアーモンドをあげるときに気をつける3つのこと
1. 丸のみで、のどや腸につまる
アーモンドは硬くて、犬の口には大きめです。
犬はあまり噛まずに飲みこむことが多く、AKC は、食道や腸、気管につまることがあり、小型犬では特に危ないとしています。
あんずはちゃんと噛んで食べますが、早食いの子や、歯が弱った老犬は、丸のままあげないほうが安心です。
2. 脂が多く、お腹をこわしたり膵炎になったりする
アーモンドは、重さの半分くらいが脂です。
ASPCA・AKC・PetMD とも、嘔吐や下痢、膵炎をあげていました。
膵炎になったことがある子や、脂の多い食べ物でお腹をこわしやすい子には、あげないほうがよさそうです。
3. 塩味・味付き・チョコがけは別もの
おつまみの塩味アーモンドや、チョコレートがけのアーモンドは、アーモンドとは別に考えます。
塩は体に水分をためこみやすく、PetMD は心臓の病気がある犬では特に危ないとしています。チョコレートは、それ自体が犬に中毒を起こします。
わが家があげているのは、塩も油も使っていない素焼きだけです。
なお、毒のある「ビターアーモンド(苦扁桃)」は、ふつうのお店で食べ物として売られているものではありません。ASPCA も、米国では、ふつうは売られていないとしています。
ほかのナッツとの違い
犬にアーモンドは何粒まで?あげるならの条件
「何粒までなら大丈夫」と書いている獣医さん側の資料は、見つかりませんでした。
そこで、カロリーから目安を考えてみます。
- アーモンドは1粒およそ6〜7kcal
- おやつは1日に必要なカロリーの10%まで、というのがよく使われる目安
- 体重5kgの成犬なら、1日に必要なカロリーは300〜370kcalくらいなので、おやつは30〜37kcalまで
計算すると、アーモンドだけなら5粒くらいが上限です。
ただ、これはほかのおやつを何もあげない日の話です。わが家の1日2個(約13kcal)は、5kgの子のおやつ枠の3分の1くらいになります。
わが家では、資料に書かれていた危なさから考えて、この4つを守ることにしました。
- 塩なしの素焼き(塩味・味付き・チョコがけはあげない)
- 1日1〜2粒くらいの少しだけ。ほかのおやつと合わせてカロリーを考える
- 丸のみする子・小型犬・老犬は砕いてから
- 初めてのときは1粒だけにして、吐く・下痢・かゆがるなどがないか様子を見る
食べすぎた・丸のみしたときは
AKC は、1〜2粒なら慌てず、様子をよく見ること、数粒より多く食べたら獣医さんに電話することをすすめています。
PetMD は、食べてから30分以内なら、病院で吐かせる処置を受けられることがある、としています。
せきこむ・えずく・何度も吐く・お腹を痛がる・ぐったりする、といった様子があれば、すぐに受診してください。
よくある質問
Q. 犬はアーモンドを食べても大丈夫?
A. 食用のアーモンドは毒ではありません。ただ、つまりやすく脂が多いので、獣医さん側の資料は「あげるのはすすめない」としています。
Q. アーモンドは犬に栄養がある?
A. ビタミンEなどを含みますが、「総合栄養食」のドッグフードを食べていれば、必要な栄養はフードに入っています。アーモンドで足す必要はありません。わが家も、栄養のためではなく、おやつとしてあげています。
Q. アーモンドミルクやアーモンドバターは?
A. PetMD は、アーモンドミルクはおやつにはしない(こぼしたのを少しなめるくらいなら問題ない)としています。アーモンドバターは、塩・砂糖や、犬に毒のキシリトールが入っていることがあるので、原材料を見てください。
Q. 1粒丸のみしてしまった!
A. 1粒なら慌てず、せきこみ・えずき・嘔吐・元気がないなどの様子がないかを見ます。気になる様子があれば、獣医さんに電話してください。
参考:ASPCA「Internet Myths and Rumors: Pet Toxin Edition」/AKC「Can Dogs Eat Almonds?」/PetMD「Can Dogs Eat Almonds?」(Sandra C. Mitchell, DVM 監修)
ハル
あんず
ハル
でも、栄養のためじゃなくて、おやつとしてね。おなかの調子が変わったら、すぐにやめるよ。
レオ
あんず、ひとつずつゆっくり食べるんだよ。








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