ビーグルとバセットハウンドの違いは?脚の長さ・性格・散歩を比べた

長い垂れ耳に、トライカラーの毛。ビーグルとバセット・ハウンドは、どちらもにおいで獲物を追うイギリス原産の「嗅覚ハウンド」です。

背の高さもほとんど同じでした。ちがうのは体の形で、ビーグルは脚のすらりとした小さな猟犬、バセット・ハウンドは「短い脚」という名のとおり胴長短足の猟犬です。

この記事では、犬種図鑑で調べた2犬種の大きさ・歴史・体つき・性格・お世話・気をつけたい病気の違いを表でまとめます。

ハル

ビーグルとバセット・ハウンド、どっちも垂れ耳で、毛の色も似てるよね。
犬種図鑑の記事を並べて、違いを調べてみたよ。

あんず

どっちも、においをかぐのが得意なの?
あんずも、おやつのにおいならまけないもん!

レオ

どっちも、においで獲物を追う嗅覚ハウンドなんだ。
バセットの「バセット」は、短い脚っていう意味なんだって。

タル吉

ふむ……背の高さはほとんど同じで、脚の長さがちがうのじゃな。
低い姿勢のバセットとは、わしも目線が近そうじゃ。

ハル

そうそう。散歩の時間も、ずいぶんちがっていたよ。
じゃあ、表から順番に見ていこうね。

ビーグルとバセット・ハウンドの違いを表で比較|大きさ・原産

犬種標準と、ジャパンケネルクラブ(JKC)の2025年の登録頭数を並べました。

数字は、犬種図鑑の各記事(ビーグル・バセット・ハウンド)で調べたものです。

ビーグル バセット・ハウンド
原産 イギリス イギリス(起源はフランス)
分類(FCI) 第6グループ(嗅覚ハウンド) 嗅覚ハウンド
もとの獲物 主に野ウサギ 獣猟(起源は赤鹿猟の猟犬)
体高 望ましい範囲は33〜40cm 33〜38cm
体重 規定なし(目安はオス約10〜11kg、メス約9〜10kg) —
JKC登録(2025年) 1,973頭・第27位 106頭・第61位
平均寿命 12〜15歳 —

「—」は、図鑑の記事で信頼できる数字が見つからなかったところです。ビーグルの体重の目安と寿命は、石井香絵獣医師が監修した解説によるものです。

体高はほとんど同じですが、体つきはまったくちがいます。ビーグルは脚がすらりとした小さな猟犬。バセット・ハウンドは長い胴と短い脚で、骨太でずっしりした体つきです。

日本で見かける数は、ビーグルが1,973頭、バセット・ハウンドが106頭と、20倍近い差がありました。

歴史と体つきの違い|野ウサギを追うビーグル、「短い脚」のバセット

ビーグル バセット・ハウンド
生まれ 大きなフォックスハウンドを小さくしてつくられた 16世紀フランスの赤鹿猟の猟犬から、脚の短い犬どうしの繁殖で生まれた
その後 ヘンリー8世とエリザベス1世の時代には、上着のポケットに入るほど小さな子もいた 1866年にイギリスへ。1892年にブラッド・ハウンドの血を加えて今の姿に
狩りのしかた 徒歩の狩人といっしょに野ウサギを狩った 長い胴と短い脚で、低い茂みの中での猟に向いていた
体の特徴 しっぽの先は白 適度なたるみのある皮膚。低く旋律的な独特の吠え声

ビーグルは、大きなフォックスハウンドを小さくしてつくられた犬です。昔は狩猟用の上着のポケットに入るほど小さなビーグルもいて、「ポケット・ビーグル」と呼ばれる小さな子が今でもときどき生まれるそうです。

バセット・ハウンドは、フランスで生まれてイギリスで育った犬でした。1892年にブラッド・ハウンドの血を加えたことで、重く、たるんだ皮膚を持つ今の姿になったと紹介されていました。

見分けるなら、脚の長さです。ビーグルは犬種標準で、どんな毛色でも「しっぽの先は白」と決められていました。

トライカラー、レモン&ホワイト、レッド&ホワイト、全身白のビーグル4匹が、白い先のしっぽを上げて並ぶイラスト
ビーグルは毛色がいろいろでも、しっぽの先はみんな白。
バセット・ハウンドと、シーズーのあんず、トイプードルのレオを同じ床に並べて大きさを比べたイラスト
バセット・ハウンドと、あんず・レオ。
背の高さは近くても、胴が長くずっしりしています。

性格の違い|陽気で活発なビーグル、落ち着いたバセット

ビーグル バセット・ハウンド
犬種標準の性格 陽気な猟犬。大胆で、とても活発で、スタミナと粘り強さがある。人なつこく、攻撃性や臆病さは見せない 落ち着いていて、攻撃的でも臆病でもない。愛情豊かで忍耐強い
解説でよく言われること 明るく元気で遊び好き。寂しがり屋で分離不安になりやすい 温和で穏やか。頑固で探求心が旺盛な一面も
初心者に向く? 「初心者向きとはいいにくい」 やや飼いづらい
吠え声 よく通る大きな声で吠える 低く旋律的な独特の吠え声

ビーグルは「とても活発」、バセット・ハウンドは「落ち着いている」。犬種標準の性格の書き出しは、ここで分かれていました。

共通しているのは、においを追い始めると夢中になる猟犬らしさです。どちらも初心者にはやや難しいとされていて、ビーグルは寂しがり屋で留守番の練習が大事、バセットは頑固で探求心が旺盛と書かれていました。性格には個体差があるので、あくまで一般にそう言われている、というお話です。

お世話の違い|散歩はビーグルがたっぷり、バセットは暑さに注意

ビーグル バセット・ハウンド
散歩・運動 散歩やジョギングなど、アクティブな活動が必要 普通程度(10〜30分程度)
被毛 短く、密で、雨風に強い。ダブルコートで抜け毛は多い 抜け毛は普通程度
ブラッシング 毎日こまめに —
耳 垂れ耳で外耳炎に注意。梅雨はとくに 垂れ耳で外耳炎に注意
暑さ — 暑さに弱いので温度管理が必要

いちばんの違いは運動量です。ビーグルは散歩やジョギングなど、アクティブな活動が必要とされていました。バセット・ハウンドの散歩の目安は10〜30分程度で、そのかわり暑さに弱く、夏は涼しい時間に歩かせたい犬種です。

どちらも長い垂れ耳なので、外耳炎には共通して注意が必要でした。ビーグルは短い毛でもダブルコートで抜け毛が多く、毎日のブラッシングがすすめられています。

地面に鼻を近づけてにおいをたどるビーグルと、白い先のしっぽを高く上げた後ろ姿を描いたイラスト
鼻は地面に、しっぽは高く。
においを追うときのビーグルらしい姿です。

かかりやすい病気の違い|どちらも耳と腰に注意

病気 ビーグル バセット・ハウンド
外耳炎 ○(耳血腫も) ○
椎間板ヘルニア ○ ○(太ると起こりやすい)
チェリーアイ・緑内障・白内障 ○ —
進行性網膜萎縮 ○ —
股関節形成不全 ○ —
膀胱移行上皮癌 ○ —
ステロイド反応性髄膜炎動脈炎(SRMA) ○ —

「○」は、図鑑の記事で気をつけたい病気として挙げたものです。バセット・ハウンドは、獣医師監修の犬種辞典で外耳炎と、肥満による椎間板ヘルニアなどが挙げられていました。

2犬種に共通するのは耳と腰です。ビーグルは若いうちから椎間板が傷みやすい犬種のひとつに挙げられていて、バセットは長い胴の体型なので、体重の管理と段差の上り下りを減らす工夫が大切そうです。段差を嫌がる、抱っこで鳴く、後ろ足がふらつくといった変化には早めに気づきたいですね。

ここに挙げたのはあくまで気づくためのきっかけで、診断ではありません。気になる様子があれば動物病院に相談してください。

ハル

胴長短足のバセットのことはこちら🐕
フランス生まれ、イギリス育ちの歴史とお世話をまとめました。

ビーグルとバセット・ハウンド、よくある質問

Q. ビーグルとバセット・ハウンドの見分け方は?
A. 脚の長さです。背の高さはほとんど同じですが、バセット・ハウンドは胴が長く脚が短く、皮膚にたるみがあります。ビーグルは脚がすらりとしていて、しっぽの先が白です。

Q. どっちが大きい?
A. 体高はビーグルが33〜40cm、バセット・ハウンドが33〜38cmとほぼ同じです。バセットは骨太でずっしりした体つきです。

Q. 散歩が多いのは?
A. ビーグルです。散歩やジョギングなどアクティブな活動が必要とされています。バセット・ハウンドは10〜30分程度が目安です。

Q. 日本で多いのは?
A. JKCの2025年の登録では、ビーグルが1,973頭、バセット・ハウンドが106頭でした。

ハル

似ている犬種くらべ、垂れ耳のスパニエルも🐕
キャバリアとアメリカン・コッカーを表で比べました。

あんず

脚がすらっとしてるのがビーグルさん、短いのがバセットさん、もう見分けられるの!
あんずも、においかぎ競争したいもん!

ハル

同じ嗅覚ハウンドでも、体の形も散歩の量もちがったね。
次も、似ている犬種どうしを比べてみるね。

🐾 ブログランキングに参加しています。応援クリックしてもらえるとうれしいです
にほんブログ村 犬ブログへ異種・多種飼いランキング(人気ブログランキング)PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました