寒くなってくると、リクガメの飼い主さんがいちばん迷うところだと思います。
わが家のヘルマンリクガメ・タル吉は、冬眠させません。
冬のあいだも、ケージのライトと部屋の床暖房で、ぽかぽかのまま冬を越します。
この記事では、冬眠させない冬越しのわが家の温度と道具、
そして冬眠させる場合に獣医師団体や研究が挙げている注意点を、疑問ごとにまとめました。
ハル
タル吉の冬じたく、そろそろちゃんと見直さなきゃ。
あんず
タル吉も冬眠するの?
レオ
冬も、ケージの中はぽかぽかなんだ。
タル吉
わしは、ぬくぬくの冬が気に入っておるのう。
ハル
じゃあ、わが家の冬越しと、冬眠させるときの注意を順番に紹介するね。
ヘルマンリクガメは冬眠させる?させない?わが家のタル吉は冬眠させない
先に結論を書きます。
ヘルマンリクガメは、冬眠させて冬を越す方法と、保温して起きたまま冬を越す方法のどちらもあります。
どちらを選ぶかは、飼い主が決めることです。
ヘルマンリクガメは、ヨーロッパの地中海沿岸にすむリクガメで、野生では寒い季節に冬眠します。
ただ、家で飼っているリクガメを冬眠させるには、温度と体重をこまめに見る管理が欠かせません。
わが家のタル吉は、冬眠させないことにしています。
冬もいつもどおり、ライトで温めて、起きたまま冬を越します。
冬眠させるときに気をつけることは、あとの見出しでまとめています。
まずは、冬眠させない冬越しのわが家のやり方から紹介します。
冬眠させないリクガメの冬の温度|ケージ28℃でライトが切れるサーモと床暖房24時間
ケージが28℃になると、バスキングライトが切れる
タル吉ハウスの暖房は、天井から下げた赤外線タイプのスポットランプ(100W)です。
このランプをサーモスタットにつないでいて、ケージの中が28℃になると、バスキングライトが切れる設定にしています。
冷えるとまた点き、温まると消える。ハルが寝ていても出かけていても、自動でくり返してくれます。

サーモスタットが、点けたり消したりしてくれます。
ランプの真下は、タル吉が甲羅を温める日なたです。
ランプから離れた側は少し涼しい日かげにして、タル吉が自分でちょうどいい場所を選べるようにしています。

(イラストはAIで作成しました)
紫外線(UVB)ライトは、冬もタイマーで朝7時に点いて、夕方17時に消えるようにしています。
日光浴に連れて行きにくい冬こそ、UVBライトは毎日の大事な「おひさま」です。
ハル
冬の夜はライトを消して、部屋の床暖房を24時間
夜は、ライトを消して暗くします。
それでもタル吉が冷えすぎないのは、冬は部屋の床暖房を24時間つけているからです。
部屋ごと暖かいので、夜のケージは22℃程度を目安にしています。

部屋は床暖房で、ほんのり暖か。(イラストはAIで作成しました)
温度は「感じ」ではなく温度計の数字で見る
冬に気をつけているのは、温度計の数字で確かめることです。
部屋が暖かいと「大丈夫そう」と思いがちですが、ケージの中の温度は、ランプとの距離や時間で変わります。
ここに書いた温度は、あくまでわが家の目安です。部屋の広さや暖房、ケージの大きさで変わるので、ご自宅の温度計の数字で確かめてくださいね。
リクガメを冬眠させるなら|温度5〜8℃・毎週の体重・冬眠前の健康診断
わが家は冬眠させていないので、ここからは試したことのない話です。
冬眠させたい方のために、獣医師団体の助言と研究を調べました。
冬眠前に、動物病院で健康診断と体重測定
英国の獣医師会など3団体(BVA・BSAVA・BVZS)が2016年に出した助言では、次のようなことがすすめられています。
- 冬眠の前に、動物病院で健康診断と体重測定をする
- 冬眠中の温度は5〜8℃に保つ(体重が減りすぎたり、目の障害が出たりするのを防ぐため)
- 冬眠中も毎週体重を量り、減った量が最初の体重の5%を超えないようにする
- 冬眠が長すぎると、体のエネルギーが尽きたり脱水になったりするので、冬眠の始まりを遅らせ、それまではランプで温めておく
- 凍えたりネズミにかじられたりする危険を避けるため、冷蔵庫で冬眠させる方法もある
同じ記事によると、英国の獣医師1,600人以上へのアンケートでは、半分をこえる獣医師が、
冬眠のあとに体重が減ったり食欲がなくなったりしたリクガメを診ていたそうです。

(イラストはAIで作成しました)
庭での冬眠と、急に冷えることが一番のリスク
英国王立獣医大学(RVC)の2022年の研究では、英国の飼い主のアンケート(252件・270匹のリクガメ)から、冬眠のリスクを調べました。
冬眠中に亡くなったのは7.78%、生きて起きたリクガメの7.22%にも、冬眠のあとの体調の心配があったそうです。
そして、リスクを高めていた主な原因は、庭(屋外)で冬眠させたことと、
冬眠の前に、温度が管理されないまま下がってしまったことでした。
冬眠させるなら、「寒くなったから自然に」ではなく、温度を見ながら計画的に、ということだと思います。
わが家がこの冬もタル吉を冬眠させないのは変わりません。
冬眠させるかどうか迷ったら、まず爬虫類を診られる動物病院に相談してみてください。
リクガメの冬越しでよくある質問|冬眠してしまった・起こす・何度で冬眠
Q. 冬眠させないとき、冬の温度は何度にすればいい?
A. わが家は、ケージが28℃になるとバスキングライトが切れるサーモスタットの設定で、夜はライトを消して22℃程度が目安です。部屋の暖房やケージで変わるので、温度計で確かめてください。
Q. リクガメは何度くらいで冬眠するの?
A. 英国の獣医師団体の助言では、冬眠中は5〜8℃に保つようすすめられています。冬眠させないなら、ここまで冷えないように温めます。
Q. 寒くて冬眠してしまったみたい。起こしていい?
A. 冬眠のつもりがないのに冷えて動かなくなったときは、体調の心配もあります。あわてて熱いところに置かず、爬虫類を診られる動物病院に相談するのが安心です。
Q. 冬眠明けに気をつけることは?
A. 冬眠で体重が減っていないか、起きたあとに水を飲み、ごはんを食べ始めるかを見て、気になるときは動物病院へ。わが家は冬眠させていないので、経験からはお答えできません。
ハル
幅130cmのケージと、ライトをタイマーとサーモで自動にした工夫をまとめています。
タル吉
ハルよ、温度計の見回りは、頼んだぞい。
ハル
あなたのおうちのリクガメは、冬眠派? ぬくぬく派?
- 温度|昼30℃前後・夜22℃程度。赤外線スポットランプ100Wをサーモスタットで自動オン・オフ → 温度管理の記録
- 紫外線|UVBライト13Wをタイマーで朝7時〜夕方17時
- ケージ|幅130×奥行70×高さ40cmをハルが2週間で自作 → ケージ自作の記録








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