タル吉をお迎えした日|リクガメ初心者のドキドキ体験記
あんず
最初こわくなかったの? はじめての場所ってドキドキしちゃうじゃん!
タル吉
でも、やさしい空気とおいしい野菜で、すぐに安心できたんだ。
レオ
タル吉、ちゃんとごはん食べたのは立派だったよ。
「リクガメの飼い方」って、奥が深いんだなぁ…
はる
じゃあ今日は、タル吉をお迎えした日のことを振り返ってみようか。
出会いの瞬間とヘルマンリクガメを選んだ理由
「またカメを飼いたい」。
そう思ったのは、庭の池で10年近く一緒に過ごしたミドリガメが、ある日ふっと姿を消してしまったからでした。
ぽっかり空いた心を埋めたくて、私は何度もペットショップを巡るようになったのです。
最初は「またミドリガメを」と考えていましたが、調べるうちにリクガメの飼い方に惹かれていきました。
特にヘルマンリクガメは初心者でも飼いやすく、室内飼育にも適していることが分かりました。
いろんな動物を見てまわっていたある日。
小さなリクガメと目が合った瞬間、「あ、この子だ」と不思議な確信が走りました。
温厚そうな目と、ゆっくりとした動き。なんとも言えない存在感に、心を奪われたのです。
「この子となら長く暮らせる」と感じたのです。
お迎え初日のリアル体験
リクガメは環境の変化に敏感です。
お迎え直後は、緊張からごはんを食べなくなることもあると書いてあり心配でした。
実際、タル吉もどうなるかと心配でしたが、最初にレタスを食べてくれた時は本当にホッとしました。
その一口をきっかけに、少しずつお気に入りの野菜も増えていき、今では安心して食事を楽しんでいます。
お迎え初日は、環境整備・温度管理・食事・水分補給など、やるべきことがたくさんあります。
でも、最も大切なのは「安心できる空気」。
タル吉が落ち着いて過ごせたのは、その空気をつくれたからこそだと思います。
こうして、ヘルマンリクガメのタル吉との暮らしがスタートしました。
タル吉という名前に込めた思い
あんず
まるっこくてコロコロしてるから?なんかおもしろいよね〜♪
はる
タル吉
あんず
レオ
タル吉って名前、落ち着いてていい名前だと思うぞ。ちょっと昭和っぽいけど(笑)
はる
お迎えしたその日の夜。
「どんな名前が似合うかな」と考えていました。
ふと見つめた甲羅が、まるで小さな樽のようで──思わず「タルくん…?」と声が出たのです。
「タルくん」でも悪くはなかったけれど、もう少し名前らしさが欲しくて。
試しに「タル吉(たるきち)」と呼んでみたら、その響きが妙にしっくり。
家族全員が「それいいね!」と笑顔で即決しました。
昭和っぽさと、ほっこりした愛嬌のバランスが絶妙だったんです。
実はお迎え時、性別はまだ不明でした。
リクガメの性別は、生まれた直後だと外見だけでは判断が難しいんです。
成長するに連れて、お腹の形やしっぽの長さ、総排泄腔の位置で判別できるようになります。
そのため「女の子だったら『タル娘(たるこ)』もいいかもね」なんて話も。
でも、だんだん男の子らしさが見えてきて「タル吉」が自然と定着しました。
名前を呼ぶたび、思い出すのはあの出会いの日。
目が合って、迎え入れて、共に暮らし始めたあの時間。
「名前をつける」という行為が、家族としての第一歩だったと実感します。
今では、名前を呼ぶと首をのそのそ上げて反応してくれるタル吉。
その姿に、日々癒されながら、これからも一緒にゆっくり過ごしていきたいと願っています。
🐢 ヘルマンリクガメってどんな子?飼いやすさと注意点
タル吉との暮らしを始めてみて、改めて「リクガメっておもしろい!」と実感しています。
なかでもヘルマンリクガメは初心者向けと言われることも多く、実際にその理由がよくわかる日々です。
ここでは、タル吉を通じて見えてきたヘルマンリクガメの“良いところ”と“気をつけたいところ”をまとめてみました。
◎ ヘルマンリクガメの魅力
- とても穏やかで飼いやすい: 攻撃性がなく、のんびりした性格なので小さな子どもや他のペットとも共存しやすいです。
- 日中は活動的: 夜行性ではなく昼行性のため、日中に動く姿が見られるのも楽しみのひとつ。
- 比較的コンパクトなサイズ: 成体でも最大20cm前後で、リクガメの中では飼育スペースがコンパクトで済むほうです。
- 寿命が長く、家族になりやすい: 平均寿命は30〜50年以上とも言われ、長い付き合いができる存在です。
△ 飼うときの注意点・大変なところ
-
温度・湿度管理が必須:
爬虫類なので、冬眠や低温に弱く、ケージ内の温度と湿度管理が重要です。
ヒーターや紫外線ライトは必須アイテムです。 -
食事に工夫が必要:
偏食になりやすい個体もおり、野菜のバリエーションを工夫する必要があります。
カルシウム・ビタミンD3の補給も忘れずに。 - スキンシップは少なめ: 犬や猫のように触れ合うタイプのペットではないため、「観察して癒される」タイプの付き合い方が基本です。
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長生きする=責任も重い:
飼育環境が整えば50年以上生きることも。
ライフプランを含めた覚悟が必要です。
ヘルマンリクガメは、静かで手のかからないペットと思われがちですが、「環境づくり」と「継続的なケア」が求められる動物です。
でもその分、深く向き合えるパートナーになってくれる存在でもあります。
タル吉と暮らしていく中で、少しずつ知識も経験も積み重ねながら、リクガメライフを楽しんでいけたらと思っています。
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