でも犬種標準を読み比べると、生まれた国も、体重も、平均寿命もずいぶん違いました。
ブルドッグの標準体重はオス25kg。パグの理想(6.3〜8.1kg)の3倍以上です。
この記事では、犬種図鑑で1犬種ずつ調べた内容を1枚の表にまとめ、見分け方・性格・お世話の違いを比べます。
よく一緒に迷われるボストン・テリアとの違いも入れました。わが家のシーズーのあんずも同じ短頭種なので、その実感もまじえています。
ハル
3犬種の記事を並べて、違いを表にしてみたよ。
あんず
でも、どこが違うのか、あんずも知りたいもん!
レオ
ブルドッグはオス25kg。パグの3倍以上もあるんだよ。
タル吉
顔だけで決めず、歩んできた道を見るのが大事じゃのう。
ハル
最後に、短頭種と暮らして分かった暑さのことも書くよ。
パグ・フレンチブルドッグ・ブルドッグの違いを表で比較|原産国・大きさ・寿命
まずは、それぞれの犬種標準と、アニコム損保の平均寿命、ジャパンケネルクラブ(JKC)の2025年の登録頭数を並べました。
数字は、犬種図鑑の各記事(パグ・フレンチブルドッグ・ブルドッグ・ボストンテリア)で調べたものです。
体重はパグがいちばん軽く、ブルドッグがいちばん重い組み合わせです。
フレンチ・ブルドッグは「小さなブルドッグ」と思われがちですが、体高の決まりがあるのは3犬種のうちフレンチ・ブルドッグだけでした。
平均寿命は、パグ12.8歳、フレンチ・ブルドッグ11.2歳、ブルドッグ8.8歳。
犬全体の平均(14.2歳)より、3犬種とも短めです。データの年度は記事ごとに少し違うので、目安として見てください。

高さは近くても、パグの体はずっしり四角いです。

地面に近い、幅広の体です。
見分け方|顔のお面・耳・しっぽ・体つきで分かる
3犬種を見分けるときは、顔の色、耳、しっぽ、体の大きさを見ると分かりやすいです。
「—」は、図鑑の記事で目印として取り上げていないところです。
いちばん簡単なのは耳です。ぴんと立ったコウモリのような耳ならフレンチ・ブルドッグ。
体が大きく、地面に近い横幅のある体ならブルドッグ。黒いお面に巻いたしっぽならパグです。

黒以外は、顔と耳の黒いお面がトレードマークです。
ボストン・テリアとの違い|耳の先・脚の長さ・白い模様
もうひとつ、よく似ていると言われるのがボストン・テリアです。名前は「テリア」でも、FCIの分類はパグやフレンチ・ブルドッグと同じ愛玩犬の「小型モロシアン犬」でした。
ボストン・テリアは、白と黒の模様がはっきりしていて、鼻先・目の間・前胸の白が犬種標準で決まっています。
フレンチ・ブルドッグと比べると、耳は細めで少しとがり、脚が長くすらっとしています。体重は6.8kg未満から11.35kg以下までの3つのクラスに分かれます。

耳の先と脚の長さを見ると分かりやすいです。
ハル
耳・毛の色・脚の長さの見分け方と、ボストン・テリアの暑さ・目の病気をまとめています。
性格の違い|陽気なパグ、遊び好きなフレブル、愛情深いブルドッグ
犬種標準や獣医師・専門家の解説に書かれている性格を並べました。もちろん1匹ずつ違うので、傾向として読んでください。
パグは、ヤマザキ動物看護大学の福山貴昭准教授が監修した解説でも、愛想がよく穏やかで社交的とされていました。
フレンチ・ブルドッグは遊び好きな一方で、アニコム損保の解説では興奮しやすく、独占欲が強い面もあるとされ、子犬のうちからの社会化がすすめられていました。
ブルドッグは、もとは牛と犬を戦わせる見世物に使われた犬です。でも1835年以降に体型が変わり、いまは家庭犬として育てられてきました。
いかつい顔とやさしい中身のギャップが、いちばんの魅力だと感じます。
生まれた国と歴史の違い
- パグ:中国原産。1500年代にはオランダで愛され、王家を支持する人々のシンボルにもなった
- フレンチ・ブルドッグ:1880年代にパリの下町で生まれ、市場の人や肉屋に飼われていた
- ブルドッグ:1630年代に初めて分類された、イギリスの国犬
- ボストン・テリア:1870年代にボストン市で、ブルドッグとブル・テリアから作られた
お世話と病気の違い|3犬種とも短頭種、暑さといびきに注意
3犬種に共通するのは、鼻の短い短頭種だということです。体の熱を逃がすのが苦手で、夏の暑さに弱い犬種です。
わが家のシーズーのあんずも短頭種です。気温が25度を超えた日に長い散歩をしたとき、直射日光の当たる道でぺたっと低い姿勢になって動かなくなったことがあります。
それ以来、夏の散歩は朝晩の涼しい時間にして、10〜15分ごとに日陰で休ませています。あんずの何倍も体重があるブルドッグは、もっと気をつけてあげたいところです。

短頭種どうし、暑さ対策は同じです。
いま、短頭種の犬種標準は「呼吸」を重く見る流れにあります。2023年に改訂されたFCIの標準では、パグは「よく開いた鼻の穴」、フレンチ・ブルドッグは「普通に鼻で呼吸できること」が求められていました。
ブルドッグのJKCの標準にも「呼吸困難が見られるものは極めて望ましくない」と書かれています。
病気は、各記事で大学や動物病院の解説から調べたものです。気になるサインがあるときは、動物病院に相談してください。
あんずもいびきをかくので、ふだんの音の大きさを知っておいて、急に大きくなったら相談するようにしています。いびきは当たり前と思い込まないのが、短頭種と暮らすうえでいちばん大事だと感じています。
パグ・フレブル・ブルドッグ、どれが合う?よくある質問
どの犬種も、トリミング代はかかりません。そのかわり、顔のしわのお手入れ、体重の管理、夏の暑さ対策が毎日の仕事になります。
大きさで考えるなら、抱っこしやすいのはパグ。フレンチ・ブルドッグはがっしりした中くらい、ブルドッグは25kg前後の体を支える力と、一年のうち何か月もエアコンが欠かせない暮らしが前提になります。
よくある質問
Q. フレンチ・ブルドッグとブルドッグの違いは?
A. 原産国はフランスとイギリス。標準体重はフレンチ・ブルドッグがオス9〜14kg、ブルドッグがオス25kgです。フレンチ・ブルドッグはコウモリのような立ち耳が目印です。
Q. パグとフレンチ・ブルドッグの違いは?
A. パグは中国原産で理想体重6.3〜8.1kg、黒いお面と巻いたしっぽが目印。フレンチ・ブルドッグはフランス原産でオス9〜14kg、立ち耳と生まれつき短いしっぽです。
Q. 寿命が長いのはどれ?
A. アニコム損保のデータでは、パグ12.8歳、フレンチ・ブルドッグ11.2歳、ブルドッグ8.8歳でした。
Q. 抜け毛が少ないのはどれ?
A. 3犬種とも短毛ですが、抜け毛が少ないわけではありません。フレンチ・ブルドッグは下毛がなくても抜け毛は多いとされています。
ハル
あんず
あんずも、夏は一緒にひんやりするもん!
ハル
次は、ほかの似ている犬種どうしも比べてみるね。









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