あんず
ねえねえ、タル吉くんって、なんでいつもその草ばっかり食べてるの?なんか特別な味するの?
タル吉
あれは「オオバコ」っていう野草なんだ。ぼくらリクガメにとっては、理想的な主食なんだよ。
繊維もカルシウムもたっぷりで、自然な食事になるからね。
繊維もカルシウムもたっぷりで、自然な食事になるからね。
レオ
ふむふむ。レタスやフルーツより、体にいいってことか。
若い頃のオレも、自然派ってやつを目指してたもんさ。今はもっぱら軟らかいのが恋しいけどな〜。
若い頃のオレも、自然派ってやつを目指してたもんさ。今はもっぱら軟らかいのが恋しいけどな〜。
あんず
へえ〜、オオバコってすごいんだね!今度あたしも味見してみようかな?…って、ダメか!
はる
あんずは見るだけにしてね(笑)
じゃあ今日は、リクガメにぴったりな「オオバコ」の魅力を、詳しくご紹介していこうか。
じゃあ今日は、リクガメにぴったりな「オオバコ」の魅力を、詳しくご紹介していこうか。
リクガメの主食に最適!オオバコってどんな雑草?
リクガメを飼い始めたばかりの頃、どんな餌が体にいいのか迷った経験、ありませんか?私たちの愛亀タル吉も、初めはペレットやレタスをよく食べていましたが、健康を考えて「自然に近い食事」に切り替えていく中で出会ったのがオオバコでした。
↑クローバーの中に混ざって、しっかりオオバコを見分けてパクパク!タル吉の目は本当に鋭い。
オオバコは、なぜリクガメの主食に向いているの?
オオバコ(Plantago asiatica)は、日本全国に自生する雑草で、踏みつけられても強く生きるたくましい植物です。特にリクガメの餌として注目されている理由は以下の通りです。
-
栄養バランスが良い:
繊維質・カルシウム・ビタミン類が豊富で、甲羅の健康にも◎ -
糖分が少ない:
レタスや果物と違って血糖値の急上昇を防げる -
自然界の味に近い:
野生下のリクガメが好んで食べる草の一種に非常に似ている
「餌を食べる=楽しみ」になっている姿を見ると、私たちも思わず笑顔に。
オオバコを見つけたらどうする?初心者向けポイント
-
安全な採取場所を選ぶ:
公園や河川敷など、人の少ない場所がベスト。農薬や除草剤の心配がない場所を選びましょう。 -
一度洗ってから与える:
見た目がきれいでも、土や虫がついている場合があります。軽く水洗いするのが安心です。 -
いきなり大量に与えない:
個体差があるので、少しずつ慣らしていきましょう。
オオバコはリクガメの健康維持と自然な行動の両方をサポートしてくれる理想の雑草。
タル吉の食欲と笑顔が、それを物語っています。
「リクガメを自然に近い環境で育てたい」──そんな飼い主さんにこそ、ぜひ知っていただきたい存在です。
タル吉も夢中!オオバコを食べる姿にほっこり
今日は、タル吉の「至福の時間」をお届けします。公園のクローバーの中から、まるで宝物を見つけたようにオオバコを選び、夢中になって食べている姿は、見ているこちらまで癒されてしまいます。
↑自然の中にいるタル吉
もぐもぐタイムを動画でどうぞ!
実際の様子を動画でも撮影しました。タル吉のもぐもぐ音は聞こえないけれど、食べることへの集中力に驚かされます(笑)
見ていると「こんなにおいしいの?」と声をかけたくなるほど。
食べ方にも個性が出る?リクガメの「好み」
リクガメは意外と好き嫌いがはっきりしている動物。タル吉は柔らかめの葉よりも、しっかり筋が入ったオオバコのような食感のある草が好みのようです。
しかも、自分で選んで口に運ぶ姿を見ていると、ちゃんと「選んでいる」ことがわかります。
オオバコを食べているときのタル吉は、まさに“至福の顔”。
忙しい毎日の中で、こうしたスローな時間をくれるタル吉に、私たちも癒されています。
リクガメにオオバコを与えるメリットと注意点
オオバコは、リクガメにとって理想的な自然食材のひとつです。我が家のタル吉も、見つけるとまっしぐら。公園散歩でオオバコを見つけた瞬間の嬉しそうな表情は、何度見てもほっこりします。
↑「どこかな?オオバコは……」というような表情で草むらを歩くタル吉。
オオバコのメリット
自然界に自生するオオバコには、リクガメにとって嬉しい栄養が詰まっています。-
カルシウムが豊富:
甲羅の形成や骨の健康維持に役立ちます。 - 高繊維質:
腸内環境を整え、便秘予防にも◎。 -
糖分・水分が少なめ:
市販の野菜と違い、腸に負担をかけにくいのが特徴です。 -
自然な採食行動を促す:
自分で草を選んで食べることで、リクガメの本来の習性を活かせます。
与えるときの注意点
ただし、どんなに体に良いとされる野草でも、安全に与えるにはポイントがあります。-
採取場所に注意:
交通量の多い道路沿いや除草剤が撒かれた場所はNGです。 -
洗浄は必須:
見えない汚れや虫、農薬を除くために、流水でよく洗ってから与えましょう。 -
与えすぎに注意:
栄養価が高いため、バランスを見て他の野草や野菜と組み合わせて。 -
状態を観察する:
便が緩くなったり、食べ過ぎた様子があればすぐ調整しましょう。
タル吉は今のところ、オオバコを少し食べたくらいでは便がゆるくなることもなく、体調にも変化はありません。
それでも「自然の草=完全に安全」ではないことを意識しながら、毎回様子を見つつ、食べる量や場所には気をつけています。
本来、公園の草は除草剤や動物の排泄物などのリスクがあるため、NG。
でも、環境をよく観察して、犬が入らないエリアや除草の形跡がない場所では、ほんの少しだけ「おやつ感覚」で食べさせることもあります。
タル吉との散歩時間は、ただ歩くだけでなく、「自然に触れる時間」でもあります。
無理に食べさせることはせず、安全と楽しさのバランスを大切にしています。
「今日の草は大丈夫かな?」と一緒に確認する時間も、飼い主とのコミュニケーションのひとつです。
自然の中で採れるリクガメの安全な野草リスト
「野草って安全なの?どれをあげていいのかわからない…」そんな風に思っていた頃が、私にもありました。
タル吉との散歩を重ねるうちに、少しずつ「リクガメに向いている草・避けたい草」の見分けがつくように。
今では季節ごとに自然の恵みを取り入れた“草ごはん”を楽しんでいます。
タル吉がよく食べる!安全な野草リスト
下記の野草は、獣医師監修の飼育書や信頼性の高い飼育者ブログなどでもリクガメの餌として適正とされているものです。初心者の方もぜひチェックしてみてください。
-
オオバコ:
高カルシウム&繊維質。リクガメ定番の主食草。 -
タンポポ:
葉も花も食べられ、ビタミン・鉄分が豊富。 -
ノゲシ:
柔らかく食べやすい。春先〜秋まで自生。 -
ハコベ:
特に春に出回る小さな葉。食いつきも良好。 -
クローバー(シロツメクサ):
タンパク質も含むが与えすぎに注意。
注意したいポイント
野草を安全に採って与えるために、以下の点を必ず確認しましょう。-
採取場所:
農薬・排ガス・動物の排泄物が心配な場所は避ける。 -
似た毒草との見分け:
ヨモギに似た有毒草などもあるため、図鑑や信頼できるサイトを参考に。 -
鮮度:
しおれた葉より、新鮮なものをその日のうちに。
季節で変わる「草ごはん」も楽しみのひとつ
春はタンポポ、夏はオオバコ、秋にはノゲシと、季節ごとに出てくる草が変わります。タル吉とのお散歩も、まるで“草さがし探検”のように。
「今日はどんなごちそうが見つかるかな?」と、私たちの楽しみも広がっています。
自然の中で安全な草を探し、感謝しながら与える。そんな小さな時間が、リクガメとの信頼関係を育んでくれるような気がします。
獣医師監修の参考ページ
以下のページでは、リクガメに適した野草や餌の与え方について、獣医師または専門機関の立場から解説されています。信頼できる情報源として、記事作成の参考にしています。
-
▶
UC Davis 獣医学部:Desert Tortoise Care
クローバーやタンポポなどの野草を85%以上にする食事設計が推奨されています。獣医師監修による総合ケアガイド。 -
▶
Tortoise Trust:Feeding FAQ
英国のリクガメ保護団体による餌ガイド。オオバコ(Plantago属)は高カルシウムで推奨草として紹介されています。
【季節別・地域別】リクガメが食べられる野草マップ
野草は「どこでもある」と思いきや、実は季節や地域によって出会える種類が変わるんです。タル吉とのお散歩を通じて、少しずつ“旬の草探し”が日課になりました。
季節ごとのおすすめ野草
季節 | 代表的な野草 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
春(3〜5月) | タンポポ、ハコベ、ノゲシ | 若葉が柔らかく、リクガメの食いつきも◎ |
夏(6〜8月) | オオバコ、クローバー | 日差しで香りが強くなり、栄養価も高まる |
秋(9〜11月) | ノゲシ、アカザ、ギシギシ | 茎が太くなってくるが、まだ食べ頃の葉もあり |
冬(12〜2月) | ※自然草は少なめ | 乾燥保存しておいた野草やベビーリーフを活用 |
地域別の採草ヒント
-
都市部:
公園の端や河川敷にオオバコ・クローバーが多い。農薬リスクがないか事前チェックを。 -
郊外・里山:
多様な野草が自生。春の若芽や秋の種付き草も魅力。 -
海沿い・乾燥地:
野草の種類が限られるため、乾燥保存やプランター育成も併用。
採草マップを作っていく楽しみも、リクガメとの暮らしのひとつです。
【注意】リクガメに与えてはいけない野草リスト
野草を与える上で大切なのは、「これは大丈夫?」「これは危険かも?」を見極めること。タル吉を育てる中で、ヒヤッとした経験もありました。
以下は、リクガメに与えてはいけない野草の代表例です。
-
アサガオ・ヒルガオ類:
すべての部位に毒があり、下痢や中毒の原因に。 -
スイセン・ヒガンバナ:
球根・葉ともに非常に有毒。誤食に注意。 -
ヨウシュヤマゴボウ:
根も実も危険。見た目が鮮やかで間違いやすい。 - トリカブト:
強い神経毒を持ち、非常に危険。 -
ツツジ類(レンゲツツジなど):
葉や花に毒成分があり、心臓に影響を与える恐れ。
こんなときは専門家に相談を!
「食べてしまったかも?」「似ている草があるけど大丈夫?」そんなときは、すぐに動物病院や爬虫類専門の医師に相談を。
飼育本や野草図鑑、信頼できる情報源を複数チェックするクセをつけましょう。
タル吉との日々を守るためにも、草の“見分け力”を少しずつ育てていきたいですね。
獣医師・専門機関の信頼情報
以下は、リクガメの食事設計や注意すべき有毒植物について、獣医師や専門団体の視点から解説されたページです。記事内容の根拠として、示唆的に引用しています。
-
▶
UC Davis 獣医学部:Desert Tortoise Care
デザートリクガメの食事に関する獣医師監修のガイド。野草や牧草を85%以上にする食餌構成を推奨しています。:contentReference[oaicite:1]{index=1} -
▶
Tortoise Trust:Plant Toxins and Herbivores
リクガメに有害な植物毒(例:トリカブトなど)について、専門的に解説されたガイドページです。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
タル吉
今日もオオバコ、おいしかったなあ。
草むらで探して見つけた時のわくわく感、ぼく、けっこう好きなんだ。
草むらで探して見つけた時のわくわく感、ぼく、けっこう好きなんだ。
はる
タル吉がオオバコを見つけて夢中になる姿、ほんとにほっこりするよ。
自然の中で、リクガメらしく暮らすって、やっぱり素敵だね。
これからも一緒に、季節の草を楽しもうね。
自然の中で、リクガメらしく暮らすって、やっぱり素敵だね。
これからも一緒に、季節の草を楽しもうね。
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