タル吉のために作った、ちいさな世界。
あんず
タル兄のお部屋って、すごく特別だよね〜!なんか“タル吉王国”って感じ!
あのあったかいライトもあるし、寝るとこも隠れられるし、いいなぁ〜!
あのあったかいライトもあるし、寝るとこも隠れられるし、いいなぁ〜!
タル吉
ふふ…あれはバスキングライトと紫外線ライトっていうんだよ。
ぼくにとっては、日なたぼっこの代わりみたいなものなんだ。あの光があると、甲羅も骨も元気でいられるんだよ。
ぼくにとっては、日なたぼっこの代わりみたいなものなんだ。あの光があると、甲羅も骨も元気でいられるんだよ。
レオ
室内でも“自然に近い環境”を整えてもらえるって、ありがたいことさ。
タルの小屋は、まさに“カメ専用リビング”って感じだな。
タルの小屋は、まさに“カメ専用リビング”って感じだな。
はる
ありがとう、みんな。そう言ってもらえると嬉しいよ。
じゃあ今日は、その“タル吉のために作ったちいさな世界”について、お話ししてみようか。
じゃあ今日は、その“タル吉のために作ったちいさな世界”について、お話ししてみようか。
“自然に近づけたい”気持ちと、現実とのバランス
タル吉を家に迎えたその日から、「この子が安心して暮らせる場所をつくってあげたい」。そんな想いで、私たちはリクガメ小屋作りに取りかかりました。飼育ケースという選択肢もありましたが、どうしても自由に歩き回れるスペースを用意してあげたくて、思い切って一角を丸ごとタル吉ゾーンに。
実際のレイアウトは、私たちなりにタル吉の「生活動線」を考えたつもりです。
・右側のグレーのタイルマットゾーンには、2本のライト(紫外線&バスキング)を設置して、温まりながら日光浴ができるスペースに。
・左奥にはウッドチップとダンボールの寝床。隠れて寝られるよう、落ち着く素材と囲いにしました。
・中央には食事エリアと、その横には生野菜のストック。
全体的に広々とした設計にしたのは、「毎日動ける範囲=リクガメの健康寿命」という話を耳にしたから。体を動かし、光を浴び、ごはんを食べて、また寝る。それが当たり前のようにできる空間が、リクガメにとっての“しあわせ”なのではないかと思ったのです。
とはいえ、課題もあります。日光浴ができないこと。
室内飼育ゆえ、どうしても自然光に当ててあげられない……それはタル吉にとっても、私たちにとっても悩ましい問題でした。
だからこそ重要になるのが、バスキングライトと紫外線ライトの存在です。
特に紫外線ライトは、リクガメのカルシウム代謝や甲羅の健康に欠かせない光。人間には見えないけれど、タル吉にとってはまさに“生命の光”。
バスキングライトも合わせて、しっかり温度管理できるようタイマーも導入しました。
シェルターの中でじっとしている時間も大切。でも、それと同じくらい大切なのが、「光を浴びる時間」です。
ライトの下にいるタル吉を見るたび、「この光が、あの子の骨と甲羅を育ててくれてるんだな」と思います。
DIYで作ったこの小さな世界は、完璧ではないかもしれません。
でも、“自然に近づけたい”という気持ちと、“室内という現実”とのバランスを考え抜いて作った空間です。
飼い主として、これからも季節やタル吉の成長にあわせて、レイアウトやライトの高さ、床材など、ひとつずつ見直していきたい。
それが、この子の“今”に寄り添うことなんじゃないかと思っています。
毎日この小屋をトコトコ歩き、シェルターで眠り、ごはんをつつき、光を浴びるタル吉を見ながら、今日も私は思います。
「このちいさな世界を作って、本当に良かった」と。
タル吉
この小屋、ぼくのお気に入りなんだ。
光を浴びて、ごはんを食べて、静かに眠れる場所があるって、すごく安心できるよ。
光を浴びて、ごはんを食べて、静かに眠れる場所があるって、すごく安心できるよ。
はる
そう言ってくれて、私も嬉しいよ。
タルの暮らしがもっと心地よくなるように、これからも一緒に工夫していこうね。
小さな世界でも、愛情はたっぷり詰まってるから。
タルの暮らしがもっと心地よくなるように、これからも一緒に工夫していこうね。
小さな世界でも、愛情はたっぷり詰まってるから。
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