手作りで実現!リクガメが安心して暮らせる理想のケージづくり

2025/06/17

ヘルマンリクガメ

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手作りでつくる理想のリクガメハウス

はる

タル吉、なんだか快適そうに過ごしてるよねぇ。手作りケージ、気に入ってくれたかな?

タル吉

もちろん。あのスロープとか、隠れ家の感じとか…ぼくのこと、よく分かってくれてるって思ったよ。

あんず

えーっ、スロープ!?登れるの?楽しそう〜!わたしも登ってみたい〜っ!

レオ

あんず、それはさすがに無理だよ…。でも、リクガメの飼育環境って、ほんとに工夫がいるんだなって、オレも感心しちゃったよ。

はる

ありがとう、みんな。今回はタル吉のために奮闘した手作りハウスのお話。工夫したポイント、失敗談も含めて、くわしく紹介するね。

タル吉のために!制作から完成までの奮闘記

「これ、写真の亀さんのケージ、どうやって作ったんですか?」——最近よく聞かれるようになりました。
今回ご紹介するのは、わが家のやんちゃなヘルマンリクガメタル吉くんのために、試行錯誤で作り上げた手作りハウスについてです。

初めてのリクガメ飼育だった私。
最初は既製品のケージで飼おうと考えていました。でも調べていくうちに、リクガメには紫外線・温度管理・運動スペースがとても大切なことが分かり、「これはもう、自分で作るしかない!」と決意。
今回、紹介するのは、一番最近の亀ハウス そこから始まったのが、週末のホームセンター巡りです。木材コーナーで「この板、カメの壁になりそう」とか、照明器具コーナーでは「これバスキングライトに使えるかも?」と想像力を働かせまくりの日々でした。
特に悩んだのがケージの高さと幅。大きくなっても快適に過ごせるよう、 ケージのサイズは幅120cm × 奥行60cm
奥行き60cmは、方向転換しやすいだけでなく、中央にスロープを設けても余裕のある広さをキープできる絶妙なサイズ感でした。

横に広く設計し、奥行きはタル吉がぐるぐる歩けるスペースを確保。

大きめにした理由は、「将来の成長」と「運動スペースの確保」を見越してのこと。
タル吉が好きなだけ歩き回れるようになっています。



内部には木製の隠れ家とスロープを設置。これは「落ち着ける場所」と「登る楽しさ」を両立させるために工夫したポイント。
板のカット、組み立ては休日にコツコツと。
ネジ留めや角の補強に苦戦しましたが、ぐらつかず安全に過ごせる構造に仕上がった時は、感動モノでした。

特に、スロープ部分にはこだわりがあり、角タル吉の足に合うよう工夫。実際に登れるかを何度も試してもらいながら調整しました。

さらに、設置場所にもこだわりがありました。

実は我が家には、大切な家族――わんこ(犬)も一緒に暮らしています。

そのため、タル吉が安心して過ごせるように、犬用サークルの上にリクガメハウスを設置しました(写真4枚目)。
木枠でしっかりと安定させた構造にし、振動や揺れにも強いように補強済み。

下段のスペースは、わんこの生活スペースとして利用していますが、万が一タル吉が外に出ても犬とは直接触れ合わないように、それぞれの生活空間が分かれている設計に。
まさに「上下で仲良く暮らす、種族を超えた多頭飼育スタイル」です。
今では、上ではタル吉がぬくぬく、下ではわんこが気持ちよさそうにお昼寝。
そんな光景が、毎日の癒しになっています。

完成した時のタル吉の反応は、今でも忘れられません。
自分の「おうち」ができたことが分かったのか、ゆっくりと探索を始め、隅から隅までチェックしていました。

作るのにかかった期間は約3週間。
それもすべてタル吉の「快適で幸せな暮らし」のため。今では、愛着たっぷりのわが家の一角です。

亀ハウスに必要な5つの条件

はる

ねえタル吉、最近すごく元気に動いてるよね。やっぱり、ケージの中が快適なのかな?

タル吉

うん、前よりずっと過ごしやすいよ。紫外線ライトもいい感じだし、夜もちゃんと温かいしね。

あんず

え〜!カメさんって日焼けするの!?あと、冬でもあったかいの?それってスゴくない!?

レオ

ふふ、リクガメの環境づくりって実はかなり奥が深いんだよ。人間と同じで、光も温度も、静けさも大事ってことさ。

はる

そうそう。今回はタル吉の快適な暮らしを支える「5つの条件」について、わかりやすくまとめてみたよ。リクガメ飼育の基本がギュッと詰まってるから、ぜひチェックしてね。

タル吉が安心して暮らせる環境づくり

タル吉ハウスを手作りするにあたって、いちばん大切にしたのは「タル吉の気持ちになること」。
飼育本や獣医師監修サイトも参考にしながら、快適な環境をつくるために意識したのが、以下の5つの条件です。

① 安心できる場所

リクガメは繊細で、ちょっとした刺激にもストレスを感じやすい動物です。
特に落ち着ける「隠れ家」の存在はとても大切。
木で作ったボックス型のシェルターを設置し、夜はそこに入って眠っています。
暗くて静かな場所があることで、タル吉も安心して休むことができます。

② 紫外線(UVB)

リクガメにとって紫外線=健康の源。紫外線(特にUVB)は、カルシウムの吸収に必要なビタミンD3の生成に不可欠です。
ケージの上部にはUVBライトを設置し、毎日決まった時間に点灯・消灯。

③ 温度

温度管理も命にかかわる重要ポイント。
タル吉ハウスでは、昼は30℃前後、夜は22℃程度をキープするように設計。

写真に写っている機器(上部の黒いタイマー)は、「朝7時にON・夕方17時にOFF」と自動で設定しています。
このタイマー制御によって、季節や用事に関係なく、安定した日照サイクルを再現することができています。
人の手間も減らせるので、忙しい日も安心です。

写真内の黒い装置(右下のセンサー付き)は、設定した温度範囲に応じて自動でヒーターをON/OFFしてくれる温度コントローラーです。
これにより、室温に左右されやすい季節の変わり目でも、常に快適な環境を保つことができています。

特に冬場や留守中も、自動で保温されている安心感は大きく、タル吉の健康維持には欠かせない存在です。

④ 広い環境

リクガメは実はとっても活動的!
ケージのサイズを120cm × 60cmにしたのは、成長後もストレスなく動けるようにするためです。
ぐるぐる歩いたりスロープを登ったりできる構造にしたことで、運動不足も解消。
「自由に動ける=健康寿命をのばす秘訣」だと実感しています。

⑤ 床材

床材は見た目以上に重要。
タル吉ハウスでは、ヤシガラチップ人工芝マットの2ゾーンに分けて設置。
ヤシガラは湿度を保ちつつ掘れる楽しさを、人工芝は足腰にやさしい安定感を提供してくれます。
タル吉自身も気分で使い分けているようで、見ていて面白いです。

この5つの条件をそろえることで、タル吉の健康とご機嫌がしっかり守られると感じています。
「広くて安心」「あったかくて明るい」そんな住まいは、亀にとっても私たちにとっても、心安らぐ場所です。

美味しくご飯を食べる姿を見る幸せ

小屋づくりのご褒美は、この“もぐもぐタイム”

小松菜、チンゲン菜、かぼちゃ、そして赤いトマト。
タル吉の食卓は、毎日ちょっとした色のバリエーションを意識しています。

大好物のトマトに真っ先に向かって、口を大きく開けて“ぱくっ”。
時には口の横にベタッとくっつけながら、それでも夢中でかぶりつく姿。
その瞬間を見るたびに、「この子のために小屋を作ってよかった」と心から思うのです。

実はこの1枚、手作りハウスが完成して最初の朝ごはんのときに撮ったもの。
新しいおうちに慣れるかな…?という不安をよそに、タル吉はのびのびと動き回り、あっという間に“ごはんモード”に突入。
まるで「このおうち、気に入ったよ」と言ってくれているようで、思わず写真を撮りました。

こうして手をかけた分だけ、リクガメとの日常がぐっと近づくのを実感します。
小屋づくりは大変でしたが、タル吉が毎日を心地よく、そして健やかに過ごしてくれることが、私にとって何よりの喜びです。

今日もタル吉は、お気に入りのスロープの下でウトウト。
明日もまた、あのもぐもぐ顔を見られることを楽しみにしながら、ケージの中をそっとのぞきこむ日々です。



タル吉

ぼくの“おうち”ができて、毎日とっても心地いいよ。ありがとう、はるさん。
ゆっくり登って、のんびり食べて、安心して眠れる場所があるって…本当に幸せだなあ。

はる

タル吉の“もぐもぐ顔”を見られるだけで、全部が報われるよ。
小屋づくりも、失敗も、試行錯誤も…全部、大事な思い出だね。

これからも、少しずつ快適さをアップデートしていこうね。読んでくれたみなさんも、愛するペットの“理想のおうち”、ぜひ考えてみてください。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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    ペットと暮らす日々|ハル

    トイプードルのレオ、シーズーのあんず、リクガメのタル吉と暮らす、動物好きな飼い主です🐾
    昔はリスやインコ、プレーリードッグも飼っていて、ペット歴は10年以上になります。


    このブログでは、ペットとの暮らしで気づいたことや、試してよかった工夫、ちょっとした失敗談まで、等身大のリアルを綴っています。

    飼育初心者さんにもやさしく伝わるよう、成長記録・しつけ・ケアのコツなどを日々更新中。

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