ヨークシャーテリアの性格は?毛色の変化・抜け毛・トリミングを飼い主が調べた

犬の健康と行動
「動く宝石」と呼ばれるヨークシャーテリア。散歩中に見かけるたび、あの絹糸みたいな毛はどうなっているんだろうと気になっていました。
調べてみて驚いたのは、毛色が生涯にわたって変わり続けるということ。子犬のころは黒っぽいのに、大人になるにつれて青みがかった銀色へ移っていくそうです。しかも体重は3.2kg以下と、わが家のあんず(シーズー)の半分以下でした。
この記事では、ジャパンケネルクラブと国際畜犬連盟の犬種標準をたどりながら、体の大きさ・毛色・性格・お世話・かかりやすい病気・迎え方までをまとめます。トイプードルのレオとシーズーのあんずと暮らしている立場からの実感もまじえました。

ハル

ねえ、ヨークシャーテリアって子犬のときと大人で毛の色が変わるんだって。
同じ子なのに、だんだん色が移っていくらしいの。

あんず

えーっ、色が変わるの!?
あんずも大きくなったら色が変わったりする? ねえねえ、どうなの?

レオ

あんずはそのままだよ。あれはヨーキーだけの特別な変化なんだ。
ただね、毛が伸び続けてカットが要るところは、ぼくと同じなんだよ。

タル吉

ほう……わしの甲羅も、年を重ねるごとに少しずつ色が深まっておるのじゃ。
生きておるものは、みな時間を身にまとうのかもしれんのう。

ハル

タル吉、今日も深いなあ。
じゃあヨークシャーテリアのこと、レオやあんずと比べながら見ていこうね。

ヨークシャーテリアってどんな犬?原産地と「3.2kg以下」という大きさ

名前のとおり、原産地はイギリスのヨークシャー地方です。ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種標準にもそう記載されています。
意外だったのは、その出自でした。19世紀の産業革命のころ、工場や炭鉱でネズミを捕るために連れてこられたテリアが祖先とされています。いまの優雅な姿からは想像しにくいのですが、もともとは働く犬だったんですね。作られた当初は今よりずっと体が大きかったとも言われています。

犬種として形になる過程では、古いブラック・アンド・タン・テリアを土台に、スカイ・テリアや、美しい被毛と小型化を取り入れるためにマルチーズなども交配されたと考えられています。マルチーズの血が入っているという説は、前回マルチーズを調べたばかりだったので驚きました。
その後アメリカなどへ渡って愛玩犬としての改良が進み、徐々に今の小さな姿へ定着していきます。1870年には、イギリスのケネルクラブが「ヨークシャー・テリア」という犬種名を正式に承認しました。

体の大きさについて、JKCの犬種標準はこうなっています。

項目 ヨークシャー・テリアの犬種標準(JKC)
原産地 イギリス
体重 3.2kgまで
体高 数値の規定なし
毛色 ダーク・スチール・ブルー&タン

ここで目を引くのが、体高に数値の規定がないことです。多くの犬種は体高で大きさを示しますが、ヨークシャーテリアは体重だけで決められています。全体のバランスや姿勢の美しさのほうが重視されるためのようです。
なお一般的な目安としては15〜23cm程度とする資料が多いのですが、これは公式の基準ではありません。

3.2kg以下という数字は、小型犬のなかでもかなり軽い部類です。あんず(シーズーの標準で4.5〜8kg)と比べると、半分以下ということになります。抱き上げたときの感覚はずいぶん違うはずです。

ヨークシャーテリアの毛色はなぜ変わる?ブラック&タンからスチールブルーへ

ヨークシャーテリアの毛色が子犬のブラック&タンから成犬のスチールブルー&タンへ変わる様子を示したイラスト
同じ子でも、育つにつれて色が移っていくそうです。
左が子犬のころ、右が大人になってからのイメージ。

この犬種のいちばんの特徴が、ここだと思いました。
子犬のころは黒と黄褐色(ブラック&タン)ですが、成長するにつれて黒い部分が青みがかった灰色へと退色していきます。JKCが公認している毛色は「ダーク・スチール・ブルー&タン」の1種類だけです。

国際畜犬連盟(FCI)の犬種標準には、毛色についてかなり細かい規定があります。

  • 後頭部から尾の付け根まではダーク・スチール・ブルー(シルバー・ブルーではない
  • そこにフォーンやブロンズ、暗い毛が混ざるのは好ましくない
  • 胸の毛は鮮やかで光沢のあるタン
  • タンの毛は根元が濃く、中ほど、毛先へと薄くなるグラデーション

一本の毛の中に濃淡があることまで決められているんですね。「動く宝石」と呼ばれる理由が、少し分かった気がしました。

毛質についてもFCIの標準は具体的で、「体の毛はほどよく長く、まっすぐで(波打たない)、光沢があり、絹糸のように細い質感で、ウールのようであってはならない」とされています。シニア期にはブルーがさらに明るいシルバーへ、タンがゴールドへ寄っていく傾向も語られます。

なぜ色が変わるのか

色の変化には、複数の遺伝子が段階的に関わっていると説明されています。黒い色素の産生が減っていくこと、黄褐色の出方を決める遺伝子の働き、そして色を薄める希釈遺伝子の作用が重なり、黒い部分が青みがかった灰色へと移っていくそうです。
ですから、子犬のときの色を見ても大人になったときの色は正確には分からないということになります。迎えるときに「この色が好き」で選んでも、数年後には違う印象になっているかもしれません。

つまりヨークシャーテリアと暮らすことは、その子の色の移り変わりを何年もかけて見届けることでもあるわけです。これは他の犬種ではなかなか味わえない体験だと思います。

ヨークシャーテリアの性格|テリア気質と甘えん坊が同居している

見た目は華奢で優雅なのに、中身はしっかりテリアです。
JKCの犬種標準にも「用心深く、利口なトイ・テリア」「気質は安定しており、勇敢である」と書かれています。害獣を追っていた時代の気質が、いまも残っているんですね。

よく挙げられる性格の特徴を整理すると、こうなります。

よく言われること
テリアらしさ 活発、俊敏、好奇心旺盛。物おじしない勇敢さがある
警戒心 来客やインターホン、知らない物音に反応しやすい
甘えん坊 家族にはとても深い愛情を示し、そばにいたがる
賢さ 表情が豊かで、飼い主の様子をよく見ている

初心者に向いているかは、意見が分かれる

調べていて面白かったのが、ここでした。専門家の見解がはっきり分かれています。

  • 向いているとする理由 … 体が小さく室内の運動でも足りる/賢くてしつけの飲み込みが早い/抜け毛が少なく部屋を保ちやすい
  • 必ずしも向かないとする理由 … 警戒心からの吠えが定着しやすい/自己主張が強く、甘やかすとわがままや噛み癖につながりやすい

どちらも同じ性質の表と裏を見ているのだと思います。賢いということは、こちらの接し方の揺れもすぐ学習してしまうということでもあります。日によって許したり叱ったりが変わると、混乱させてしまいそうです。

多頭飼いでは、性別の組み合わせが効いてくる

テリアらしい縄張り意識と負けん気の強さから、多頭飼いにはいくつか注意点が挙げられていました。
とくに繰り返し書かれていたのが性別の組み合わせです。去勢していないオス同士は縄張り意識がぶつかりやすく、最もトラブルになりやすい組み合わせとされます。メス同士でも、ホルモンバランスの変化にともなって突然きつく当たるようになる例が報告されているそうです。
はじめて多頭飼いをするなら、去勢・避妊を済ませたオスとメスの組み合わせが比較的おだやかだと言われています。

もうひとつ大事だとされていたのが、食事・散歩・抱っこの順番を人間の側で決めておくことでした。先に住んでいる子を一貫して優先すると、犬同士が序列を巡って争う必要がなくなる、という考え方です。それぞれが安心して休める場所を分けておくことも、あわせてすすめられていました。

しつけで繰り返し強調されていたのは、大声で叱らないことでした。テリア気質の犬を威圧すると、かえって興奮させたり、反発から噛みつきを誘発したりするリスクがあるとされています。できたことを褒めて定着させるやり方が向いているそうです。

ヨークシャーテリアの抜け毛は少ない?毎日のブラッシングとトリミングの頻度

抜け毛については、少ないとされています。下毛(アンダーコート)を持たないシングルコートで、季節ごとの激しい換毛期がないためです。
ただし、ここも「抜け毛が少ない=手入れが楽」ではありませんでした。

抜けない毛は、伸び続けて絡まる

細くやわらかい絹糸のような毛は、とても絡まりやすい性質があります。毛玉を放っておくと皮膚の通気が悪くなり、皮膚トラブルの温床になるとされています。
毛玉ができやすいのは、次のようなこすれる場所です。

  • 耳の後ろ
  • 脇の下
  • 足の付け根

そのため毎日のブラッシングが基本とされます。スリッカーブラシで根元から絡みをほどき、そのあとコームで整える、という手順がよく紹介されていました。表面だけ撫でても、根元の毛玉は残ってしまうんですね。

トリミングは生涯続く前提で考える

毛が伸び続けるので、定期的なカットが欠かせません。目安として1〜2か月に1回のトリミングがすすめられています。
ショードッグのように床まで届く「フルコート」を維持するには、毛を紙で包んで保護する「ラッピング」など専門的な手入れが必要になります。家庭で暮らす子は、衛生面や動きやすさを考えて短く整えるスタイルが主流だそうです。

もうひとつ知らなかったのが、ヨークシャーテリアは皮脂の分泌が比較的多いとされることでした。そのため夏場などは2週間に1回程度のシャンプーがすすめられる場合もあるそうです。毛が細くて絡まりやすいうえに皮脂も出やすいとなると、皮膚を清潔に保つ手間は小さくありません。

ここは、わが家のレオ(トイプードル)と同じ事情です。レオも毛が抜けにくいかわりに伸び続けるので、サロン通いがずっと続きます。「抜け毛が少ない犬種は、トリミング代が生涯かかる」というのは、迎える前に知っておきたい現実だと思います。あんずのカット前後の変わりようは毛、どこいった!? もふもふ卒業→スッキリで爆笑のビフォーアフターに載せています。

暑さにも寒さにも弱い|室温管理と散歩で気をつけること

下毛がないということは、断熱材を持たないということでもあります。そのためヨークシャーテリアは、暑さにも寒さにも弱いとされています。
白くて涼しげに見えるマルチーズもそうでしたが、見た目と体感は別物なんですね。

夏に気をつけること

快適とされる温度は目安として18〜22℃、夏の室内は23〜25℃・湿度50〜60%程度が推奨されることが多いようです。
注意したいのは、人が快適な室温でも犬には暑い場合があるという点でした。体高が低いぶん、床付近にたまる熱の影響を受けやすいためです。
散歩は、アスファルトが高温になる日中を避けて早朝や夜に。短く刈りすぎると直射日光が皮膚に当たってしまうため、適度な長さを残すほうがよいとも言われています。

冬に気をつけること

寒さにも敏感なので、暖房と服での対策がすすめられています。
ただしヒーターやホットカーペットを長時間そのまま使うのは、低温やけどの危険があるとされています。犬が自分で移動して涼める逃げ場を作っておくことが大事だそうです。これはタル吉の飼育でも同じで、暖かい場所と涼しい場所の両方を用意しておく考え方は共通していると感じました。

服については、散歩時だけでなく室内の冷え込み対策としても有効とされます。ベッドに毛布を足すといった工夫も挙げられていました。

散歩の量

目安として1日1〜2回、1回15〜30分程度とされます。小さいから運動が要らないわけではなく、運動不足は吠えなどの問題につながるとされています。
距離でいうと1〜2km程度を挙げる資料が多く見られました。
一方で、四肢の骨が細く膝の関節が弱いため、長時間の激しい運動は負担になります。アスファルトの上で急にダッシュしたり方向転換したりするのも、関節に負担がかかるため避けたほうがよいとされています。一度に長く歩かせるより、回数を分けて負担を散らすほうがよいという説明が印象に残りました。

ヨークシャーテリアがかかりやすい病気|飼い主が気づけるサイン

小さくて骨が細い犬種には、気をつけたい傾向があります。動物病院や獣医師監修の記事で挙げられることが多いものと、家庭で気づけるサインを整理しました。

気をつけたいこと どんな状態か 家庭で気づけるサイン
蛋白漏出性腸症 腸からタンパク質が漏れ出て、血液中のタンパクが減る。ヨークシャーテリアに好発とされる 慢性的な下痢や軟便、嘔吐、食べているのに体重が減る、お腹が張る、呼吸が苦しそう。下痢が出ないこともある
膝蓋骨脱臼(パテラ) 膝のお皿が本来の溝から外れる 急に後ろ足を浮かせてケンケンする、スキップのような歩き方、寝起きに足を突っ張る、触ると痛がる
気管虚脱 気管がつぶれて空気の通り道が狭くなる 興奮時や水を飲んだあとの「ガーガー」という乾いた咳、苦しそうな呼吸
門脈シャント 生まれつき血液が肝臓を迂回してしまう。若齢で見つかることが多い 食後にぼんやりする、ふらつく、よだれが増える、きょうだい犬より明らかに小さい、嘔吐や下痢を繰り返す
低血糖症 血糖値が下がりすぎる。子犬や体重の軽い個体で起きやすい ぐったりする、歩き方がふらつく、歯ぐきが白っぽい、体が小刻みに震える
歯周病・乳歯遺残 あごが小さく歯が密集するため、歯垢がたまりやすい 口臭、歯ぐきの赤みや出血、茶色い歯石、硬いものを食べなくなる、口を触られるのを嫌がる
皮膚のトラブル 皮膚のバリア機能が弱く、皮脂が多い体質の子が多いとされる 強いかゆみ、赤い発疹、フケ、脱毛、同じ場所を舐め続ける

この犬種で特徴的だと感じたのは、子犬のうちに出やすい病気と、シニアになってから出やすい病気の両方があることでした。門脈シャントや低血糖症は若いうちに、心臓や腎臓の病気は年を重ねてから注意が必要とされます。年齢によって見るところが変わるんですね。

家庭でできること

病気そのものを防げるとは限りませんが、負担を減らす工夫として挙げられていたものです。

  • フローリングに滑り止めのマットを敷く(膝への負担を減らす)
  • ソファやベッドからの飛び降りをさせない。必要ならスロープを置く
  • 散歩は首輪ではなくハーネスにする(気管を圧迫しない)
  • 体重を増やしすぎない
  • 子犬のうちは食事を数回に分け、空腹の時間を長くしない
  • 子犬のころから歯みがきに慣らしておく

迷ったら、早めに相談する

ここに挙げたのはあくまで気づくためのきっかけであって、診断ではありません。あてはまるところがあっても自己判断はせず、気になる様子があれば動物病院に相談してください。
とくにぐったりして震えている、呼吸が苦しそう、歯ぐきが白い、といった様子は急ぐ必要があるとされています。
また、蛋白漏出性腸症や門脈シャントのように症状が出にくいまま進む病気もあります。年1回(シニア期は半年に1回)の健康診断で、無症状のうちに見つけられることがあるそうです。わが家も、早めに診てもらってよかったと思ったことが何度もありました。

ヨークシャーテリアを迎えるときに知っておきたいこと

迎え方には大きく3つの道があります。確認すべきことがそれぞれ違いました。

迎え方 いいところ 気をつけること
ブリーダー 親犬やきょうだい犬、育った環境を自分の目で確認できる。育て方の相談もしやすい 信頼できる相手かを見極める必要がある。極端に小さいサイズを意図的に作っていないかも確認したい
ペットショップ 立ち寄りやすく、用品をまとめて揃えられる 親犬や繁殖環境を直接確認しにくい。血統書・ワクチン歴・健康診断の内容を確認したい
保護犬 成犬が多く、性格や大きさが分かったうえで迎えられる 過去の経験から不安を抱えている子もいる。譲渡には審査やトライアル期間があるのが一般的

「8週齢」のルール

どの経路でも共通して知っておきたい決まりがあります。
環境省が定める動物愛護管理法では、繁殖業者が生まれてから56日(8週齢)を過ぎない子犬を、販売のために引き渡したり展示したりすることは禁止されています。令和3年6月1日から施行されているルールです。
早すぎる時期に母犬やきょうだいから離された子は、犬どうしの関わり方を学ぶ機会を失いやすいと言われています。生年月日の確認は、その子のその後の暮らしやすさに関わる話なんですね。

「ティーカップサイズ」には注意が要る

調べていていちばん考えさせられたのが、ここでした。
成犬でも1kg台前半にしかならない極端に小さな個体が「ティーカップサイズ」と呼ばれ、高値で取引されることがあります。ただし獣医学の立場からは、強い注意が示されています。

  • 内臓の発達が十分でないことがあり、低血糖を起こしやすい
  • 骨が細くもろく、わずかな衝撃で骨折することがある
  • 門脈シャントや気管虚脱などを抱えている割合が高いと指摘されている
  • 手術が必要になっても、体が小さいため麻酔の管理が難しい

小さくてかわいいことと、その子が健康に暮らせることは、必ずしも同じ方向を向いていない——この事実は、迎える前に知っておくべきだと感じました。

なお子犬の価格については、血統・月齢・サイズなどで幅がとても大きく、信頼できる形で「いくら」と書ける情報が見つかりませんでした。中途半端な数字は誤解のもとになるので、検討される際はご自身で最新の情報を確認してください。生体の代金とは別に、ワクチンやマイクロチップ登録、ケージなどの初期費用がかかる点も見ておくと安心です。

レオ・あんずと比べて|多頭飼いで感じたヨークシャーテリアとの違い

ヨークシャーテリア・マルチーズ・シーズー・トイプードルの体格差を並べて比べたイラスト - 3.2kg以下のヨークシャーテリアと4.5〜8kgのシーズーの大きさの違い
左からヨークシャーテリア、マルチーズ、あんず、レオ。
並べてみると、体の大きさがずいぶん違います。

犬種標準の数字を並べると、違いがはっきりします。

犬種 体重(犬種標準) 下毛 カット
ヨークシャーテリア 3.2kgまで なし 生涯必要
マルチーズ 3〜4kg なし 生涯必要
シーズー(あんず) 4.5〜8kg あり 必要
トイプードル(レオ) 生涯必要

調べていてあらためて思ったのは、「毛が抜けない犬種」は「毛を切り続ける犬種」でもあるということでした。
レオも抜け毛はほとんどありません。そのかわり放っておくと伸び続けるので、サロン通いは一生続きます。ヨークシャーテリアもマルチーズも同じグループで、掃除の手間が減るかわりに、時間とお金は別の形でかかります。あんずは下毛があるぶん抜け毛は出ますが、一日ブラッシングを飛ばしてもすぐ毛玉にはなりません。どちらが楽かではなく、どこに手間をかけたいかの違いなのだと思います。

多頭飼いという観点では、ヨークシャーテリアの体の小ささがそのまま注意点になります。
うちはレオとあんずという組み合わせで、体格が近いので遊び方のバランスが取りやすいんです。勢いよくぶつかっても、お互いに踏ん張りが利きます。3.2kg以下の子が加わるとなると、じゃれあいの勢いや、うっかり踏んでしまうことへの配慮がぐっと必要になりそうです。
加えてヨークシャーテリアはテリア気質で負けん気が強く、縄張り意識も出やすいとされています。先に住んでいる子を優先して順番を守る、それぞれが休める場所を分ける、といった工夫が要るようです。

ただ、体の小ささは悪いことばかりではありません。抱き上げるのが楽で、力に自信がない方でも扱いやすいという利点があります。レオを抱き上げるときに「よいしょ」と言ってしまう身としては、そこは素直にうらやましいところです。

犬種の情報は、あくまで入口だと思っています。
うちのあんずも、シーズーの一般的な説明どおりではない部分がたくさんあります。最後はその子自身の性格で毎日が決まる——それでも先に傾向を知っておくと、迎えたあとの暮らしがぐっと想像しやすくなります。犬種ごとの比較はマルチーズはシーズーとどう違う?性格・抜け毛・トリミングを飼い主が調べたにもまとめました。

ヨークシャーテリアについてよくある質問

寿命はどのくらい?

情報源によって数字に幅があります。ペット保険のデータをもとにしたものでは13.7〜14.0歳とされることが多く、資料によって少しずつ違いました。
アニコム損保の統計では犬全体の平均寿命が14.2歳とされているので、犬全体と比べてほぼ平均的といえます。小型犬のなかでは長生きな部類に入るという説明もよく見かけました。
ただしこれは平均であって、目の前の一頭の寿命を決めるものではありません。

毛色はいつごろまで変わる?

子犬のブラック&タンから成犬のスチールブルー&タンへ移っていきますが、変化は生涯続くとされています。シニア期にはブルーがシルバーへ、タンがゴールドへ寄っていく傾向が語られます。
変化の速さや最終的な色味には個体差があるようで、「何歳でこうなる」と言い切れるものではなさそうです。

吠えやすいって本当?

警戒心が強く、来客やインターホン、生活音に反応しやすいとされています。これはテリアとしての資質に由来するもので、性格の悪さではありません。
子犬のころから、いろいろな音・人・動物に穏やかに慣れさせておくことが、いちばんよく挙げられる対策でした。

一人暮らしでも飼える?

体が小さく室内の運動でも足りるので、住環境の面ではハードルは高くありません。
ただし次の3つは先に見積もっておきたいところです。

  • 毎日のブラッシングの時間を確保できるか
  • 1〜2か月に1回のトリミング費用を、10年以上続けられるか
  • 暑さ寒さに弱いため、留守中もエアコンを使い続けられるか

健康診断はどのくらいの頻度で受けるべき?

この犬種で挙げられていた目安は、若いうちは年1回、7歳を過ぎたら半年に1回でした。
理由がはっきりしていて納得しました。蛋白漏出性腸症や門脈シャント、心臓病、腎臓病などは、飼い主が気づいた時点ですでに進んでいることが多いとされるためです。血液検査や超音波検査で、症状が出る前に異常を捉えられることがあるそうです。

子どもがいる家庭でも大丈夫?

人への愛情が深い犬種とされていますが、骨が細い点には注意が要ります。高いところからの飛び降りや落下が骨折につながることがあります。
抱き方を先に決めておくことと、犬が自分で休める場所を用意しておくことが安心につながりそうです。

レオ

毛が抜けない子は、そのぶん切り続けるんだよね。
ぼくもサロンは苦手だけど、帰ってくるとスッキリして気持ちいいんだ。

ハル

レオはいつも頑張ってるもんね。これからもよろしくね。
次はまた別の犬種を調べてみるから、一緒に見比べようね。

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