12歳で経験した大きな手術|レオの会陰ヘルニアと私たちの決断

2025/05/31

トイプードル

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レオの大きな手術|会陰ヘルニアと向き合った日

レオ

あの頃のボク、ちょっとヘンだったかもしれないわん…。
うんちも出にくくて、おしりのあたりがムズムズしてたんだわん。

タル吉

うん、思い出すよ。レオくん、何度もいきんでたのに出ないって言ってたよね。
あれは会陰ヘルニアのサインだったんだ…。

はる

最初は便秘かなって思ってたけど、日に日に様子がおかしくなって…。
あの時のヒヤヒヤ、不安、焦り…今でもはっきり覚えてる。
今日はその出来事を、少し振り返ってみようと思います。


「うんちが出ない」から始まった不安な日

レオが12歳になった頃、「うんちが出にくそう」な様子が見られました。
何度もいきむけど、出ない。
出ても細くて、回数も多くて…。
最初は便秘かと思っていたけれど、肛門の横がポコッと腫れているのに気づいたとき、ただごとじゃないと感じました。

病院で診てもらうと、診断は「会陰ヘルニア」
トイプードルや中型犬のオスに多い病気で、お尻の筋肉が緩んで腸が飛び出してしまう状態とのことでした。
▲正常な状態(左)と、筋肉が弱まり腸が脱出する状態(右)

お出かけ中にいきんでたら、急にお尻から大腸が飛び出してしまい、緊急で病院へ駆け込みました。
押し戻してもらい応急処置でその場は落ち着いたけれど、
「これはもう手術が必要ですね」と言われた瞬間、涙が止まりませんでした。

▲このときの衝撃は、今でも忘れられません。

空洞にマットを入れる再建手術と、その後

会陰ヘルニアの手術では、大腸を押し戻し、筋肉の隙間を埋めて支える「マット(メッシュ)」を挿入する方法を選びました。
レオの体格や状態に合わせて、術式も工夫してくれたそうです。

手術は無事に成功。
麻酔のリスクや術後の排泄の問題など、心配が尽きませんでしたが、
数日後には、しっかりと自然なかたちで排便できるようになりました。

▲術後のレオ。よくがんばったね…!

おうちではエリザベスカラーでの生活や、
散歩中の排便チェック、便のやわらかさにも気をつけて過ごしました。

現在は、うんちも快調。術後の再発もなく過ごせています。
あのとき、手術に踏み切って本当によかったと感じています。

会陰ヘルニアってどんな病気?

  • 原因
    去勢していないオス犬や、加齢により肛門周囲筋が弱くなることで発症

  • 症状
    うんちが出ない、いきむのに出ない、肛門の横がふくらむ、歩き方が変わる

  • 治療法
    基本的には手術(腸の戻し・筋肉補強)。重症化前の判断が大切

おわりに|老犬でも、前を向ける

手術を決めたとき、12歳のレオにとって
「麻酔に耐えられるかな」「本当に回復できるのかな」と、不安でいっぱいでした。

でも、今こうして元気に「うんち出たよ!」って顔を見せてくれるレオを見ていると、
あのときの決断が間違っていなかったことを、心から実感します。

レオ、ほんとうによく頑張ったね。
これからも、君のペースで、健やかな毎日を歩いていこうね。


レオ

はる…あのとき、ボクのこと守ってくれてありがとうだわん。
痛かったけど、今こうして元気に歩けてるのは、はるのおかげなんだわん。

はる

レオ…こちらこそ、よく頑張ってくれてありがとう。
あのときの不安な顔、今はもう見えないくらい、やさしくて強いね。

レオ

これからは、もっとのんびり…はるのそばで、穏やかに暮らしたいわん。
ボクね、生きてるって、けっこう悪くないなって思ってるんだわん。

はる

うん、これからも一緒にいよう。
毎日がかけがえのない宝物だって、レオが教えてくれたよ。

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    ペットと暮らす日々|ハル

    トイプードルのレオ、シーズーのあんず、リクガメのタル吉と暮らす、動物好きな飼い主です🐾
    昔はリスやインコ、プレーリードッグも飼っていて、ペット歴は10年以上になります。


    このブログでは、ペットとの暮らしで気づいたことや、試してよかった工夫、ちょっとした失敗談まで、等身大のリアルを綴っています。

    飼育初心者さんにもやさしく伝わるよう、成長記録・しつけ・ケアのコツなどを日々更新中。

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